誰かに愛されなくても幸せになれる。

孤独

幸せを感じるのに必ず愛情を要求する態度「依存」といいます。

依存とは自分の感情生活に自分で責任を取ることができない状態のことです。

デビット・D・バーンズ

「誰かから愛されれば幸せになれる、一人きりの自分は寂しくて価値がない」

これはよくある恋愛で陥りがちな罠だ。

恋人がいないときというのは、やたらと「恋人のいない私はなんて寂しいんだろう、魅力がないのだろう」と自己卑下的思考が頭のなかでわいてくる。

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恋愛に依存する人

ところが一転。

恋人ができると、何もかも楽しくて、自分が人から愛される価値がある存在であると錯覚してしまう。

するとどうなるか。

恋人の行動の一つ一つが気になるようになってしまい、少しでも気になることがあると、不安になってしまう。

その結果、男なら女を縛る「束縛男」になり、女は男にのしかかる「重い女」になってしまう。

だから、依存された相手は、やがて嫌気がさして逃げ出してしまう。いずれにせよ、悲しい結末しか待っていない。

その恋が「重く」なってしまうのは

なぜそんなことになってしまうのか?

その根本にあるのは、「私は人から愛されてこそ意味がある」という他者依存性だ。

自己重要感を他者に依存することによって、自分で自分を大切にする責任を放棄してしまう。

それは他人に「私はあなたに愛されてこそ自分が価値があると感じられる。だからあなたは私を大切にしなさい」と強制するようなもの。

人は結局、自分の幸せにしか責任が取れない。それなのに他人の幸せまで背負わされるのは重すぎる

逃げ出したくなるのは、極めて当然である。

誰よりも先に自分が自分を愛すること

誰かに愛されたい、それを望む前にまずすべきことは、あるがままの自分をそのまま受け入れ、大切にすることだ。

お金がない。学歴がない。容姿がよくない。いけてない。もてない。どんな自分であれ、「自分は自分でそれでいい」と受け入れ、認めることだ。

自分自身でしっかり立っている人は、自分の幸せを他者に依存しない。

だから、自分のことを受け入れることができる人は、自然に他者も受け入れることができる。自分を愛することができる人は、人からも愛される。

「重い」あなたへの処方箋

実際問題、誰かに愛されようと愛されまいと、それはあなたの価値とは何も関係がない。あなたは誰かがいなくても、満たされ、幸せになれる。

そのために始めるべきは自分から。

愛情を誰かに求めるのではなく、自分に自分を充足させてあげることだ。

「誰かから愛されれば幸せになれる、一人きりの自分は寂しくて価値がない」

と悩んだら、まず自分を大切にすることから始めよう。

そこからすべてが、始まるのだ。

出典

『いやな気分よさようなら』(星和書店、2004年)