なぜ不幸な恋愛を繰り返してしまうのか?

悲しみに沈む女性

伴侶を選ぶということは、自分の人生すべてを投資するようなものです。

パートナーとの関係は、あなたの余命さえも左右するほどに、深甚な影響を及ぼすのです。しかも、その影響は、あなたの代にとどまりません。

不幸な恋愛は、生涯の不幸をもたらしかねないばかりか、子や孫の代にまで影響を及ぼしかねないのです。

岡田尊司

世の中では不思議なことに、ダメな人を好きになって、お約束のように不幸になってしまう人がいる。

例えば33歳、3人の子どもを持つこんな女性の話。

23歳で最初の子どもを「授かり婚」で出産、男性と結婚するが、その男性は典型的なDV野郎。

その後2人の子どもを出産するも、男性のDVに耐えられずに結局離婚。シングルマザーになるが、新しい男性と出会う。

これで女性が幸せに「めでたしめでたし」になればそれで良かったが、これまた新しい男もろくでなし。

彼女にお金をたかるは子どもを罵倒するはで、彼女はいつも、自分の「男運のなさ」をなげていている。

しかし、こういう話は驚くほどよくある。つまり、ダメ男にひっかかる女性は繰り返しダメ男を好きになり、同じ失敗を繰り返す。

これは性別を問わず、ダメ女にひっかかる男性は繰り返しダメ女にひっかかり、恋愛で不幸になる。

そして更にもっと言えば、ダメな恋愛で不幸になった親を持つ子どもは、親と同じように、ダメな相手と恋愛をして、不幸の連鎖を続けていく。

そう、不思議なことに不幸な恋愛は世代間で連鎖していく。不幸な恋愛は自分自身を不幸にするだけでなく、自分の子や孫の代にまで影響を及ぼす。

あなたの周りにもいるだろう。

「そいつはやめとけ」というような相手と恋愛をして子どもができて離婚して、そしてその子どももまた、親と同じような不幸な人生を送っていく、というお約束の話が。

これはとても恐ろしい話であるが、現実問題、こういうことは本当によくある。

だからもしあなたが、恋愛で失敗続き、「異性を見る目がない」と思ったら、それはおそらくあなただけの問題ではない。

あなたが幸せな未来をつかみとりたいと思うのであれば、あなただけでなく、あなたを含めた家族に起こった出来事を受け止める必要があるかもしれない。

出典

『なぜいつも”似たような人”を好きになるのか』(青春出版社、2014年)