愛されたいのに愛されない本当の理由

たそがれる女性

世の中の大きな皮肉の一つは、人から与えてもらうことを期待すればするほどにそれを手に入れることができなくなる、という現象である。

あなたは愛されたいと願っている。しかし、それが実現されていない。むしろ愛を求めれば求めるほど、その現実はあなたから遠のいていく。

この話は本質的すぎるので、場合によってはあなたの感情を大きく揺さぶる可能性がある。だが、なぜあの人はあなたから逃げていくのか?

その理由を知る一つのきっかけになるだろう。

「愛されたい」気持ちの正体

愛されたいのに愛されない。相手に愛を求めれば求めるほど、相手はあなたから遠のいていく。

なぜそのようなことが起こるのか?それは、「愛されたい」という気持ちが結局は自分本位だからである。

端的に言うと、人から愛されることを求める人は、自分がその人を愛しているというよりは、「人から愛され大切にされる自分を求めている」のである。

だから、愛を与えることを「強要」された人は、その「重さ」に耐えきれなくなり、その人のもとを去るのである。

本質は直感的に見抜かれる

例えば、ここに結婚適齢期の男がいるとする。

男は「そろそろ俺も身を固めるか」と考えていたところ、とある女性と知り合い交際がスタート。女性の方も結婚を意識した付き合いであった。

ところが、次第に男は女性との交際に理由がつかめない違和感を感じ始める。

一緒にいればなぜか眠くなる。話を聞いていると疲れる。そのような症状に悩み始めた結果、男は「この女性と結婚を決断することはできない」と考え、女性に別れを告げる。

女性は、男が女性への興味をなくしていることに気づいていたことを告げる台詞を残して去っていく。

男はこのとき、なぜ女性と交際中、何かに取り憑かれたような重さを感じたのか?その理由に納得した。そして男は、かつてないほどの開放感を感じた。

以上、一つの例え話だが、このような別れの形はよくある話である。

「あなたのため」は「私のため」

「重い女」という言葉がある。

相手に期待しすぎるために、いや、相手に「求めすぎる」ために、それが相手の心理的な負担となってしまう女性の話である。

ここで問題なのは、「なぜ相手に求めすぎてしまうのか?」という話なのだが、ストレートにいうと、それは結局、気持ちが自分本位だからである。

「あなたのため」は「私のため」。

相手をしばるのも、愛を求めるのも、それは相手を思ってのことではない。結局は自分が満たされるためであることを、相手に見透かされているのである。

それは、期待されればされるほどその期待を重く感じてしまう心理と近いかもしれない。

押し付けがましいのは愛ではない

話を元に戻す。

なぜ、愛されたいと期待すればするほど、愛されなくなってしまうのか?ここまでお読みいただいたあなたは、その理由に気づいているだろう。

「愛される」ことを望むことは期待することである。「あの人が、私のことを思って大切にしてくれること」を期待することである。

ここで問題なのは、「ではあなたはどうか?」という話である。

「私はあの人にこんなことをしてあげた」とあなたは言ったが、それは本当に相手のために思ってしたことだろうか?

あなたはもう気づいているだろう。「あなたがその人から愛されるために」あなたは様々なことを「してあげた」ことを。

逆に立場を想像してみるといい。

あなたの男性はあなたにいろんなことをしてくれる。しかし、男性はあなたに見返りを求めている。そんなことをされても、疲れないだろうか?重く、感じないだろうか?

最後に

愛を求めて与えられるものではない。「私はあなたに○○してあげるのだから、私を愛してください」という話ではない。

愛は自然に湧き出す気持ちである。その人のことを大切に思う。だから自然に何かをしてあげたくなる。そこに見返りを求める気持ちはない。

愛されることを求めることは、その逆である。だから、「愛されたい病」は結局、誰からも愛されないという結果になるのである。

どうすればそこから抜けられるか?まずは、「人から愛されている自分を求めている自分」に気づくことである。

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