人生で起こる80%のことは「穏便」に済ませていい。ただし

私は私の道を行きます

人生、人から恨みを買うことほど怖いことはない。だから無駄な争い。不要なトラブルは、徹底して避けるべきである。

この意味で、「波風立てずに穏便に済ませる」という日本人的な発想は、人生を無事平穏に生きるために、常に意識したい大切な教えである。

ただし人生、何でも「波風立てずに穏便に済ませる」のが正解とは限らない。

ときに、誰かと言い争うことになったとしても。大切な人と袂を分かつことになったとしても。声を大にして自分を主張すべきときは安易に妥協してはいけない、という話である。

自分が本当の意味で自分であるために

人生では本当に自分にとって大切なことがある。それは信念と言ってもいいし、本質と言ってもいい。表現は何でもいいが、すなわち譲れないものである。

人生では数は少ないが、絶対に譲ってはいけないものがある。だからそれは他人に何と言われようと、「はい、分かりました」と「穏便に済ませる」わけにはいかないのである。

ここで穏便に済ませてしまってはどうなるか?

「こいつは自分の意見を主張できないチキンだから、ちょっと押せば簡単に言うことを聞くぞ」という言いなりキャラに決定。

その後に待っているのは誰かに隷属し続ける人生。すなわち、妥協に次ぐ妥協を余儀なくされる人生である。あなたはそれを、望むだろうか?

大切なのは自分の筋

人生の大半のことは、わざわざ白黒をつける必要がない。

例えば、「日本で一番の美人は芸能人の○○である!」と友人と口論になったとき、そんなことを本気で議論して、自分の主張を押し通す価値はない。

しかし、自分という人間の本質に関わる部分では、安易に他人に迎合することなく、自分の筋を貫き通す。

「この件に関して、私はこう考えています。なので私はこう対応させていただきます」と強く主張できることは、とても大切なことである。

それを言えるのと言えないのとでは、人生の質が大きく変わってくる。

超えてはいけない一線を超えさせない

例えばここに、上司の暴虐に日々耐える男がいるとする。

出世のため。そして会社での居場所を確保するため。パワハラまがいの暴虐行為を耐えに耐え抜く。しかし限度というものがある。超えてはいけない一線がある。

それを超えられてしまったとき、ただ耐えるのは賢い選択ではない。それは臆病なだけである。

「上司といえど、そのラインは超えさせるつもりはありません」という限度を示すことによって、人としての尊厳を保つことができる。

なめられる人の末路

会社でも何でもそうだが、最も都合がよく利用できる人というのは、「私のことを見捨てないでください。何を言われてもあなたの言うとおりにします」という人である。

「こいつには何をしてもいいんだ」と思われたら最後。とことんなめられ、利用され、最後には捨てられるのがお約束である。

なぜならなめられているということは、人として尊重されていない何よりの証拠。いてもいなくてもどうでもいい人という認識であり、何より、「こいつは何をしても反撃はしてこないだろう」とたかをくくっている。

だから体の良い存在として扱われ、徹底的に利用され尽くすのである。

譲れないことは絶対に譲らない

人生、生きていくために守るべき一線というものがある。

だからこそ、相手が誰であれ、その一線を守るべきときは、断固主張すべきことを、主張することが大切である。

その結果、波風を立って、「今持っているものを失うかもしれない」という恐怖に襲われるかもしれない。実際、不遇な境遇を味わうことになる可能性も、ゼロではない。

でもそれは、なめになめられ続けて自分の尊厳を失い続けるより、幸せなことである。

なぜなら、必要な場面で波風を立てて、「私は譲れないことは譲れません」という姿勢を示すことによって、もっとマシな場所が用意されるようになっているからである。

最後に

人生で余計な揉め事は不要である。わざわざ、自分から災いを招き寄せる必要は1ミリもない。

だから、人生において本質的でないことは妥協してもOK。波風立てず、「知らぬ存ぜぬ」で関与しない鈍感力も必要である。

しかし、人生において本当に大切なこと。絶対に守るべき領域に関しては、波風を立てようが何だろうが、安易な妥協はNGである。それはさらなる妥協を招き、やがてはあなたの人生の尊厳に関わる問題にまで発展するだろう。

「こいつは何を言っても大丈夫だ」という人扱いされたら最後である。

だからこそ自分にとって大切なことは何があっても守り抜く。そんな強い気概を持ちたいものである。

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