変えられない「定め」に逆らう必要はない。「定め」があるのはそれ相応の理由があるから

そこによりよい未来がある

変えることができない「定め」というものには、必ず理由があるんです。

それが天命というもの。こればっかりは努力でなんとかなるものではありません。でも、幸せには必ずなれます。

そこには、その人なりの成功があるんです。不幸になるのが定めで生まれてくる人なんて、1人もいません。

斎藤一人

人生をより良く生きていくために。そして幸せに生きていくために欠かせないのが努力である。

今よりもっと良くなりたい。もっと稼げるようになりたい。もっとモテるようになりたい。もっと出世したい。

理由は何でもいいが、ともかくそこにあるのは、今よりもよりよくなりたい。その気持ちである。

だから私たちは努力をするし、今よりもっと目に見えて人生を良くしたいなら。より良く生きたいなら。努力は不可欠である。

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努力が報われない本当の意味

ところが実際のところ、努力でなんとかなることと、なんともならないことがある。

いくら頑張っても手に入らないもの。実現できないこと。叶わない夢。そういうことがたくさんある。

そして、ここからが大切なのだが、努力でなんとかならなかったことが必ずしも不幸なのかというとそれもまた、別の話なのである。

例えば、ここにこんな男がいた。

男は学生時代に音楽家になる夢をいだき、その夢の実現のため、あらゆる努力をした。

ところが、その努力は実らず、男は夢を持つ人生をあきらめた。そして「現実」に適応するため、安定重視の公務員を目指した。

そして必死に勉強して採用試験を受けるのだが、一次試験はパスすることができても、なぜか二次試験で不合格にされる。

どうしても合格できない。努力しても結果が出ない。男は人生に絶望し、「自分は何をやってもダメだ。うまくいかない・・・」と、未来に絶望した。

そんなあるとき。男が何気なく足を運んだ本屋で、ある本を手にとった。男はその本を購入し家に戻り、貪るように読んだ。

そして自分の人生を改めて、一から生き方を考え直すことにした。

その後男は、自分にとっての適性ある仕事と出会い、結果論として、安定第一の人生を生きるよりも、自分を肯定できる生き方を見つけ、絶望の人生から卒業することができた。

これは決して、偶然ではない。

「想像以上」の人生を送るために

なぜ人生で努力してもうまくいかないことがあるのか。そしてうまくいくことがあるのか。

それは「定め」と考えれば分かりやすい。つまり、そうなるようになっていることはうまくいくし、そうなるようになっていないことはうまくいかない。

自分が進む道はうまくいくし、自分が進むべきでない道はうまくいかない。それを分かりやすい言葉で表現するなら定め。すなわち運命である。

運命は変えられない。

この意味で、どうしようもないことはどうしようもないが、だからといってそれは不幸になることを意味しない。

自分ではどうしようもない運命に巻き込まれたとしても。自分の人生が自分が思ったとおりにならなかったとしても。

幸せになることはできる。運命と折り合いをつけて、進むべき道を見つけることができたなら。

そしてその道は結果的に、自分が頭で考えた人生。計画してい人生よりも、ずっと素晴らしい物語になる。

だから正確には、定めを変える必要はない。定めが自分をどこへ導こうとしているのか。そのサインに気づいて逆らわない。

こういう考え方があることも、知っておいて損はない。自分にとって一番の運命は結局自分が一番深く理解しているのだから。

出典

『斎藤一人 大商人の教え』(PHP、2018年)