負けたら最後?「格差社会」という世の中の現実

2人の女

よく言われるように、お金で幸せは買えないかもしれない。

しかし実際問題、お金がないことで損することはたくさんある。つまりお金はないよりは絶対に、あった方がいい。

なぜなら今の社会には、こんな現実が存在しているから。

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持つものと持たざるもの

いつ頃からか、世の中で「勝ち組」「負け組」なる言葉が使われるようになった。

勝ち組なる人は、巨額の収入を得って、この世界の様々な贅沢と楽しみを味わう。

世界の珍味や高級ワイン、高級車に豪邸、豪華ホテル、ファーストクラスのフライト、海外旅行etc・・・。

一方、負け組なる人は、働けど働けども大した収入を稼げず、結婚もできず、日々貧困に縛られている。人生の選択肢を大きく制限されている。

勝つ者と負ける者、その差は縮まることはなく、どんどん開いていく一方である。

問題は負の連鎖

ではそもそも、なぜ格差が生まれるのか?

よく言われるのは、次のような理屈だ。

1・働いている人たちの間に格差が生まれる(正社員と非正規雇用、収入の差)

2・収入が少ない負け組は、収入面で現実的な不利益を被る。住環境や教育に十分なお金をかけられない

3・結果的に負け組の子供は、勝ち組の子供と比べ、良質な教育を受ける機会が減ってしまう

4・階層が固定化されてしまう

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「格差とは、親の教育力であり、しっかりとした教育を受けない子供は、将来負け組に入る可能性が高くなる」

言い換えれば、このような理屈になる。確かに、それも一理ある。

荒れた教育現場を見て

筆者は、公立中学校で講師として働いていた経験がある。

勤務した中学校は地域で一番学力が低い学校で、どの先生もその学校には赴任したがらない、いわゆる教育困難校(1)であった。

その学校の実態はこのような感じだ。

・保護者はいわゆる貧困層、生活保護世帯が多い。

・職員室に生徒が常時乱入。教師への暴言や威嚇行為。暴力事件が頻発する。警察沙汰になることも。

・頻繁な授業妨害。校内では奇声やモノを叩く音、爆竹が破裂する音が聞こえる。

・ほとんどのクラスで学級崩壊している学年がある。その学年では基本授業が成り立たない。

・生徒間の学力に大きな差が開いている。中間層が消滅して一部の勉強ができる生徒と大多数の勉強ができない生徒の2つに分けられる

勉強ができる生徒は、例外なく塾通いしている事実がある。

講師として勤務する間、筆舌に尽くしがたい経験をしたが、この体験は本当に壮絶だった。

一部生徒の授業妨害により、授業はまともに進めることができない。いつどんな問題が起こるか分からない。

これが筆者が見た公教育の現実だったが、この状況は格差社会の現実の一つだと思う。

環境という影響力

大人の世界と同じく、子供の世界も、格差社会の影響を受けている。

常識の範疇を超えた問題が起こることは多々あって、そのような問題を起こす子供の家庭は、その事情が納得できるケースがほとんどだ。

塾に通い、勉強する機会がある子ども、そうでない子供。その差は歴然としている。

勉強の価値

学歴と収入の関係について、一概に関係性はないのかもしれないが、就職先と年収の関係については、否定できるものではないのは明らかだ。

有名企業に勤めれば、比較的高い収入が得られるのは事実。そして、有名企業に勤めるためには、有名大学を卒業した方が有利である。

もちろん、教育や学歴、生育歴に関係なく成功する人は成功する。しかし、それはあくまで特殊であって、一般的な例ではない。

特に才能のない人間が、ある程度の生活をしていくためには、学歴や資格が必要だ。

例えば医師免許。

高額の収入を得ることができるが、医師の資格を得るためには、勉強をし、大学に入り、国家試験に合格しなければいけない。

勉強ができなければ、医者にはなることができない。そして医師になるにもお金が必要である。

ただし、権力やコネがあれば、裏口で医大に入って医者になるという裏技もある。

他にも、薬剤師や教員免許など、業務独占資格(2)を取得するためには、大学卒業や国家試験の合格などが条件になる。

この意味で、現在の日本社会では、学歴が高い(勉強ができる)人がある程度の収入を得られる確率(可能性)が高い社会と言える。

大学出の無職

しかし、学歴を得たからといって、職を得る保証がないのが今の日本社会の現実でもある。

バブル崩壊以降、企業は既存社員の給与を確保するため、新規採用を抑えてきた。その結果、一部の若者の雇用が犠牲になった。

年度によって雇用情勢に多少の波はあるものの、以前若者の就職は厳しい状況にある。

収入が安定した労働条件の良い上場企業に正社員として就職しようとする場合、新卒以外はほぼ不可能だ。

何らかの事情で大学在学中に就職ができず、そのまま大学を卒業してしまえば、正規雇用への道はかなり厳しいものになる。

一度、正規採用からはみ出し、就職に失敗してしまうと、既存のルートでの成功(会社員としての成功)は、とても厳しくなる。

残っている仕事は、派遣やアルバイトなどの非正規雇用ばかり。

非正規雇用は仕事が継続する保証はなく収入も不安定。そこから「負け組」へ転落してしまう人も少なくない。

一度落ちたらその先は厳しい。上場企業に就職し、そこで出世するという通常の方法で成功する可能性は非常に難しいものがある。

格差社会を生き抜く方法

ではどうするか。一度勝負に負けてしまった人間には、もはや逆転のチャンスはないのだろうか。

気分的に人生\(^o^)/オワタと絶望するかもしれないが、別の可能性を探せば、十分生きていくことはできる。人生には自分が思う以上に柔軟性があるのだ。

再起するためにできること、考えうる方法はいろいろある。自分の限られた資産(時間、若さ、ガッツなど)を、目的を決めて集中させれば良い。

・非正規雇用として働きながら、収入を底上げするためのネット副業を行う。

・起業する。

・学校に入学して独占業務資格(医師免許、教員免許、看護師免許など)を取得する。

・作家になる。

格差社会のなかで再起するための方法はいくらでもある。

次のページで、これらの手段をもとに格差社会を生きていく方法を考えていく。こちらを読めば、人生まだまだ捨てたものではないことに気づくはずである。

逆転できる?格差社会で人生をやり直す方法

備考

(1)学級崩壊やいじめ、校内暴力、少年犯罪、低学力など、厳しい問題がある学校のこと。

(2)資格を取得し免許状を持っている人だけができる仕事。