不幸に人生を台無しにされないマインドセット

勘弁してくれよ

不幸というものは、いつもいきなり背中から襲ってくるものです。一方で、幸福というものは、前から微笑みを浮かべながら静かに近づいてくるものです。

幸福は地道な努力をしていたら、少しは予見できるでしょう。しかし、不幸は予告なしに訪れるものであるからこそ、日常の気構えが必要なのです。

鍵山秀三郎

人生で幸せになるより不幸になるのが簡単な理由は、不幸が突然やって来るからである。

どれだけ順調に人生を送っていようと、不幸がやって来れば、人生は面白いように狂っていく。

だから今人生が幸せだったとしても、「私の人生はこれで大丈夫だ」と安心した瞬間、突然の不幸によって痛い目に遭わされる。

つまり人生でどれだけで成功しようと、人生が上手くいったとしても、絶対に安心はできないと考えたほうがいい。むしろ、幸福に浸って油断しているときが、最大のピンチになるかもしれない。

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不幸に振り回されないマインドセット

不幸に人生に台無しにされないために大切なのは、人生に安心感を求めるのをあきらめ、常に不幸への警戒を怠らないことである。そして、不幸への気構えを持ち続けることである。

つまり良い意味でも悪い意味でも。人生いつどこで何が起こるかは分からない。その覚悟を日々常日頃から持っておく。

とくに、人生が好調のときほど、半歩先に注意する。そんなマインドセットを持つことが大切である。

そうすれば、完全とは言わないものの、多少なりとも、不幸によって人生を台無しにされるリスクは抑えることができる。

不幸の予兆を感じ取る

人生起こることすべてがバラ色で、「私はツイてます!」とウキウキワクワクできることだけだったら、世の中で人生論や幸福論が必要とされることはない。

現実問題、世の中には不幸というものが存在し、それはある日突然、人生にやって来る。それは休日中に突如かかってくる、押し売りの電話のようなものである。

迷惑な営業電話がかかってきたら即座に切ることは大切だが、その迷惑な電話によって、その日の機嫌を台無しにしない工夫も必要だ。

人生で訪れる不幸も同じだ。自分の人生に偏在する不幸を黙殺してはいけない。その予兆を感じたら、今すぐただちに対処する必要がある。

最後に

人生一寸先は闇。いつ何が起こるかは誰にも分からない。だからこそ「転ばぬ先の杖」で、つねに人生で安心しきらないようにしたい。

「これは怪しいぞ」という予兆を感じたら。いつもとは違う何かの変化を感じたら。不幸に不意打ちされないよう、意識をギュッと引き締める。

備えあれば憂いなし。不幸は予告なしに訪れる。日々気構えを持ち、不幸に備えておこう。

出典

『すぐに結果を求めない生き方』(PHP研究所、2017年)

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