「日本」という環境で転職する意味

面接

1つの会社に勤め、年を取っていく。

同僚と仲良く、切磋琢磨。仕事が楽しくてつい働き過ぎる。

そんな風に働ければいいが・・・。

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労働者になって分かること

「学校を出ていざ就職。オレもようやく社会人。これからはどんどん働くぞ!」

希望を持って出た社会。

ところが連日の残業に上司のパワハラ。肝心の給料も、他の会社に就職した友人と比べ低いようだ。このままでいいのか。これで人生終わっていいのか。

このように悩んだとき、人は転職という道を考える。

誰もが経験するように、就職前と就職後では、見える景色がまるで違う。

お金のこと、人間関係のこと、仕事のやりがいや適性など。学生の頃には見えていなかった現実に、否が応にでも気付かされることになる。

実際仕事をしてみて、

「自分に合わない」

「こんなはずじゃなかった・・・」

このような気持ちを持つことは不自然ではない。

市役所に勤めることになった筆者の友人は、上司からこう言われたそうだ。

「最初のうちは、辛くて大変かもしれない。嫌なこともあるだろう。いろんな疑問がわくことだろう。だが3年我慢しろ。それからは何も感じなくなるから・・・」

仕事とはこんなものだ、世の中はこんなもんだ。

こう考えて我慢できるなら、転職することはリスク以外なにものでもない。

しかし、人生にはどうしても我慢できないことがある。一度きりの人生、するべきことをする必要があるときがある

日本で転職で悩む理由

「これ以上は、もう我慢ができない!」

「毎日心が死んでいく。自分の目が死んだ魚のようだ・・・」

「うちの会社は違法行為をしている。仕事とはいえ、良心の呵責を感じている・・・」

このようなとき、転職は現実的な選択肢となる。

しかし、安易な転職はかえって自分を追い詰めるのも事実だ。

なぜかというと、中途転職組というのは、たいていの組織において、「外様的なポジション」に置かれるからだ。

日本社会では、外様は何かと肩身が狭い存在だ。

大学卒業後、ずっと1つの会社にいる人の方が、何度も職場を異動している人よりも、信用されやすいという現実がある。

なぜかというと、日本は基本的に異質性を嫌い、同質性を求める傾向があるからだ。

人と違う生き方をしている人より、他の人と同じように生きている人を見ると安心する。そして、人と違う人、変わっている人は警戒され、ひどい場合は攻撃の対象となってしまう。

「同じ釜の飯を食う」

「空気を読む」

これらの言葉は、同質性を大切にする日本人の形質を端的に表現している言葉だろう。

このような環境において、転職で成功するには、相当の運や実力が必要になってくる。

仕事の方向性を変えたい場合、賃金に不満がある場合、将来に不安がある場合、転職は1つの選択肢になるが、それなりの苦難も覚悟した方がいいかもしれない。

それに、転職しようにも、大手などの人気企業への転職は、可能性として相当難しいかもしれない。

いわゆる人気企業ほど、中途採用を絞っている。しかも、そういう企業ほど新卒採用の生え抜き譜代社員が多く、同質性も高いという傾向がある。

もし上手く転職できたとしても、新しい環境に馴染むには、とてつもない苦労と努力が必要になるかもしれない。

一度の失敗が大きな痛手になるが

日本の就職事情の問題点の一つは新卒絶対主義、つまり最初の就職で失敗すると、その後の失敗を取り返しにくいところにある。

大学在学中、就職活動で失敗すれば、そこからカムバックするのは難易度が高い。

もし仮に、就職できたとしても、そこが超絶ブラック会社だとしたら、文字通り会社に命を吸われていくだけになってしまう。

そこから抜けだそうと会社を辞めても、新しい転職先は、前職よりも条件が厳しくなることの方が多いのも確かだ。

だからこそ、一番理想的なのは、学生時代に就職先を真剣に見極めて、就職活動で失敗しないことかもしれない。

しかし、人生は思い通りにいかないもの。

不本意な就職をして、どこか転職を考えだしたら、最善の選択をしたい。そのために、転職することのメリット&デメリット、良い面悪い面を全て見極めることが大切になってくる。

転職に失敗すれば人生さらにハードモードになるが、上手くいけば、働きがいや生きがいが生まれ、何もかも状況が良くなることもある

簡単ではないかもしれないが、可能性は常にある。人生後悔しないために、納得のいく決断をしたい。

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