負け惜しみばかり言う人の心理

俺は平気だし

人は想像によって、人生から完全な満足を得られるのことの埋め合わせをする。

人間の避け難い運命と考えて、もっとも根本的な本能の多くを満足させることを諦めるのだが、諦めるのはなかなか辛い。

そこで、名誉欲、権力欲、愛欲などが拒まれると、人は空想を用いて自分を欺く。

現実に背を向けて、何のさまたげなしに欲望を満足させるような作り物の楽園に向かう。

そして虚栄心からこの心的作用に特別な価値を持たせ、想像力の駆使は人間の最も崇高な行為であるように思い込む。

しかし、想像することは失敗することである。現実に直面して敗北したことを承認することだからだ。

モーム

「酸っぱいブドウ」という言葉がある。

人は自分に不都合な現実を言い訳して正当化してしまうという意味の話だが、これは私達が陥りがちな心理を、見事についていると思う。

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言い訳する人の心理

私たちはとかく現実を認めたくない。それが自分に都合の悪いものであるなら尚更である。

そこで言い訳や理由付けをして、自分が傷つかないように壁を作る。確かにそれをしている限り、現実を目にしなくて済むので、ある程度の心理的平和は守られる。

この意味で、負け惜しみばかりする人はとても自己防衛的な人なのかもしれない。

大切なのは「現実がどうか?」という話

しかし、いくら負け惜しみをしようが、現実は現実だ。心は決して満足することはできない。

自分の行動を正当化していると、いつか言い訳できないほど状況が悪化して、もはや自分を守ることすら難しくなるだろう。

だから本当は、言い訳なんか必要ないのだ。

欲しいものが手に入らない。頑張ったのに成功できない。上手くいかなかったときは、言い訳する必要はないのだ。

だから言い訳なんてしなくてもいい

負け惜しみは最終的に魂を傷つける。

ダメならダメでいいじゃないか。そこから何かを学べばいい。実際、マイナスがあればそれ相応のプラスも見つかる。

だから負け惜しみなどせずに臥薪嘗胆。

悔しい気持ちを次に生かせばそれでいい。人生はそうやって、前へ進んでいくのだから。

出典

『モーム語録』(岩波現代文庫、2010年)

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