どうしても「自分を好きになれない」あなたへ

悩みに悩む人々

なぜあなたは自分が嫌いなのか?なぜ短所ばかり見つめ、自分を好きにならないでおこうとしているのか?

それはあなたが他者から嫌われ、対人関係のなかで傷つくことを過剰に恐れているからなのです。

哲人

人が生きていく上で抱える悩みのほとんどは、本質的に人間関係の悩みである。つまり「人の目」に関する悩みである。

仕事が上手くいかない。自分のことがどうしても好きになれない。

このような「個人的」な悩みのように思えることすら実は、対人関係における悩みの延長線上にあり、結局のところは、人の目を気にすらからこそ生じる悩みである。

つまり自分が人からどう思われているか。その悩みが、私たちを縛り、そして苦しめる。

この悩みに対する解決策はそう簡単なものではない。なぜなら、私たちが人の目を気にするのにはそれなりの合理性があり理由があるのだ。

それは人が自然と孤立を恐れることと本質的には同じである。

すなわち、私たちは社会で生きている。社会で生きるということは、人々の中で生きていくということである。

だから、人から嫌われたくない。人の目を気にしてしまうというのはある意味の当然の話だ。だから生きていくことはいろいろ難しい。

人の世は住みにくいものなのだから。

出典

『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社、2013年)