自分が絶対に正しいと信じている。そういう人こそ実は

ダークサイドを感じる女性

『スター・ウォーズ』のように、自分は絶対に悪にはならないと過信したとたん、人間は暗黒面に落ちます。

正義はいつでも悪に転ずる可能性があると自覚すること、悪を抑えようと思っている人たちとつながることが、非常に重要になってきています。

佐々木俊尚

世の中にはいろんな人がいるが、そのなかでも、特に信用してはいけない人種がいる。

それが正義マンだ。

自分は正しい。悪いのは相手である。それを主張するために、誰もが反対できない錦の御旗を立てて、相手を糾弾する連中は特にタチが悪い。

正々堂々、彼らの主張に反対を表面すると、逆にこちらが悪者としてレッテルをはられてしまうので、心ある善意な人々は、ただ声を潜めている。

この意味で、正義マンの実害は極めて大きいと言わざるを得ない。

もしあなたの周りに、

「正しいの私たちです。悪いのは彼らです」

と誰かを糾弾することで自らの正しさを証明しようとしている正義マンがいたら、彼らの嘘に惑わされないように注意してほしい。

彼らの煽動に動じず、冷静になって、状況を見つめてみてほしい。そして、本当は誰が正しいのか。そして、誰が悪いのか。ぜひ、曇のない目で見定めて欲しい。

正義マンによる暴挙を許さないために。

出典

『広く弱くつながって生きる』(幻冬舎新書、2018年)