なぜかあなたにネガティブなあの人は「マイナスの恩人」の可能性あり

手と手がつながる

恩人にはね、三つのタイプがいることを知っておくといい。

一人は君を心から応援してくれ、何かにつけて、ポジティブな言葉を投げかけてくれるタイプ。

この人たちが恩人だとわかるのに、たいした知性はいらないだろう。

そして二つめのタイプは、マイナスの恩人だ。君にネガティブなことを言って、いままで気づかなかったことを教えてくれる。

また、本当にやる気があるかどうかを試してくれるのも、この人たちだ。このタイプの人たちを恩人だと見るには、少し知性が必要なのはさっき話したとおりだ。

三つ目のタイプは、君が気づかないところで君を応援してくれる人たちだ。この人たちは、君の夢や情熱を察知し、君の知らないところで、君の活動を静かに支えてくれている。

成功したければ、この三番目の恩人の存在に気づき、秘かに感謝することだ。

ゲラー

自分が望む最高の人生を生きるために絶対に欠かせないもの。それは人から応援されること。

人は一人では生きてはいけない。誰かの支えがあってこそ、困難を乗り越えて、成すべきことを成すことができる。

だからこそ人とのご縁が大切であり、ご縁を大切にする人こそが、豊かな人生を実現できる。

人生で出会うマイナスの恩人

ところが人生で与えられるご縁というのは、目に見えて素晴らしい意味を感じられる出会いがある一方で、一見最悪の出会いのなかに、人生の大きなチャンスにつながる出会いがある。

例えば人生、「なんでこんなう○こな人と出会ったのだろう・・・」と不愉快な気持ちにさせられてしまう出会いがある。

やることなすこと批判して人格をディスる上司。友達のフリをして周囲にあることないこと噂をまき散らすフレネミー。交際しているのに1ミリも誠実さを見せてくれない恋人。

つまり、あなたにとっては一見疫病神に見えるのだが、彼らのおかげで実は人生が次のステップへ進んでいく。そういう出会いがあるのである。

彼らのことを、マイナスの恩人と言う。

マイナスの恩人と出会う意味

マイナスの恩人とは、文字通りあなたに嫌なことを経験させることによって、あなたの人生の気づきを引き出してくれる恩人のことである。

彼らの行動は悪口や恫喝、嫌がらせなどその行為それ自体は本当にストレスフルなので、彼らとの出会いはただの不運にしか感じることができない。

実際のところ、マイナスの恩人は人格的にク○な人間性の持ち主であることが多いのだが、大切なのはなぜ彼らと出会ったのか。関わるのことになったのか。その本当の意味を知ることである。

長い人生気づくのは、マイナスの恩人たちとの出会いによって、実は人生が次のステップへ進んでいく。そういうことが、あるのである。

最悪の出会いにさえ意味はある!

例えば、私には人生で今でも覚えているマイナスの恩人が何人もいる。

彼らには仕事や職場で、本当に理不尽な思いをさせられたが、彼らに不愉快な仕打ちを受けることによって、自分の人生を歩む決意をすることができた。

「こんな最悪な思いをするくらいだったら、絶対に自分らしい人生を生きてやる!」と、心から決意することができた。

当時は、なぜ自分があのような理不尽な目に遭うのか。ただただ運の悪さを嘆くだけだったが今なら分かる。

彼らこそ実は、私の人生におけるマイナスの恩人であったことを。

マイナスの恩人を許さなくてもいい

ここであなたに言いたいことは、「だからマイナスの恩人を許しなさい」という話ではない。

別に彼らを許さなくてもいいから、彼らの出会いによってもたらされたものを、しっかり確認しましょう、という話である。

マイナスの恩人との出会いは一見不運そのものである。もっと言えば天災のようなものである。できれば、彼らと出会わなかった方がいいと思うかもしれない。

しかし、マイナスの恩人との出会いによって、初めて見えること。気づけることがあるのである。

すべての出会いは必要な気づきである

「就職試験で大失敗してフリーターになったが、バイト先で今のサイコーの彼女と出会った」

「会社で上司にパワハラされて悩んだが、自分の生き方を真剣に考えるようになった」

「突然リストラされてしまってお先真っ暗になったが、起業独立する覚悟ができた」

マイナスがあれば必ず、それ相応のプラスが見つかる。

この意味で、マイナスの恩人とはあなたにネガティブな行為で苦痛を与えてくれる一方で、あなたの人生におけるポジティブな可能性を与えてくれる人たちなのである。

最後に

人生では様々な人と出会う。そして、出会う人とは必ず出会うようになっている。

なぜなら、出会うことによって、お互いの人生において、気づきを与え合うからである。

ただ、その形が必ずしもポジティブとは限らない。ときに、ネガティブな行動を通じて、あなたに大切なことを気づかせてくれる人たちがいるのである。

それは不快感や不愉快さ、ストレスが伴うかもしれないが、長い人生、その出会いは決して無駄にはならない。

だからこそ人に傷つけられたり、理不尽な思いを味あわせられたときは、ただこのことを思い出したい。

「人生にはマイナスの恩人がいる」

出典

『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房、2006年)

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