親を見れば子どもが分かる。子どもを見れば親が分かる。

親子

両親は知らず知らずに子供を自分に似た人間に育てるーそしてこれを「教育」と称する。

ニーチェ

「自分は何者なのか、将来どんな可能性があるのか?」

人生には何度か、そう自問自答してしまう時期がある。

そういうときは、とりあえず「自分」のことは置いておいて、両親のことを考えてみるといい。

親がどんな人間だったのか。どんな仕事をして、どんな価値観を持っていたのか。どんな考え方をする人間だったのか。

両親のことを考えるにつれ、驚くほど、親の影響を受けていることに気がつくはずだ。

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現実的な話

蛙の子は蛙、両親の影響というのは予想以上、思っているよりもかなり大きい

親からのDNAで容姿や体質を引き継ぐだけでなく、価値観や考え方、有形無形、様々なものを引き継ぐ。

両親から引き継いだものを背負って、私たちは生きていく。この意味で、子どもは親の人生の投影とも言える。

特にこの傾向は、女性の方が顕著かもしれない。

「その女と結婚したいと思ったら女の母親を見ろ、将来女は、母親のようになるから」

こんな話があるが、あながち間違ってはいない話だと思う。

女性は、驚くほど、年齢とともに、母親に似た女になる。その傾向は男性も同じである。

子どもが親から引き継いでいくもの

親を見れば子どもが分かる。子どもを見れば親が分かる。

良くも悪くも、わたしたちが今ここにいるということは、親から受け継いだ影響の支配下にあるということを意味している。

この意味で、自分の可能性を知るためには、両親がどんな人間なのか、どんな影響を受けてきたのか。

それを探ることは決して無意味ではない。

親から引き継いだものを知ることによって、自分が何ができるのか。将来どんな人間になるのか。その可能性を探ることができる。

つまりは自分を知らずして本当の人生は見えてこない。親の存在、そして影響力は、決して軽視してはいけないのである。

出典

『善悪の彼岸』(光文社古典新訳文庫、2009年)