生きていく上で常に悩むことになるのが人間関係。
「友人グループからハブられた・・・」
「職場でパワハラされた・・・」
とか、何かと悩みは尽きない。
一つの場所でしか人間関係がないと、そこでの関係が全てになってしまう。だから、人間関係の問題が致命的な問題になってしまう。
幸い、人間関係は場所によって、まったくと言っていいほど違う。ある場所で人間関係が上手くいかなくても、場所を変えれば、思いのほか、良い人間関係が待っている。
場所が変われば人も変わる
筆者は、仕事での人間関係がほぼゼロなので、習い事などで、積極的に仕事以外の人間関係を作ることにしている(仕事関係は利害関係なので、腹を割って話せる人は作りにくい)。
週に3回、習い事をしているが、面白いことに、習い事によって、集まってくる人間の属性というか、傾向が全然違う。
ある習い事は、人間関係がとてもよくて、新しい人でも気軽に受け入れようという空気がある。だから、メンバー全員が自然とコミュニケーションを取っていて、それがとても心地良い。
ところが、ある習い事では、先生も女の子も姫様気質の人が多くて、何かと疲れる。
そんな感じで、いろんな場所に顔を出していると、どうしても合う合わないが出てくる。自分がなんとなく馴染めない場所だと、人間関係も大変だ。
多分、このようなことは、職場でもあると思う。
ある職場では皆ギスギス、会話もほとんどなくて、そこにいるだけで疲れてしまう。離職率も高く、心がジワジワ削られていく。
でも、ある職場では皆意気軒昂、仲良くして居心地が良い。そういうところはきっと離職率も低いだろうし、働き甲斐もあると思う。
早い話、結局人間関係は場所次第。人間関係が悪くなる環境、良くなる環境があるのだ。
だから、今いる場所で人間関係に馴染めないとしたら、どうにもしっくりこないとしたら、もしかしたら、そこに固執する必要はないのかもしれない。
「広く」つながっておくこと
世の中、どうにもならない関係もあるものだ。
「この人たち、どうも反りが合わないな」と感じたら、自分を変えて無理やり付き合おうとせず、距離を置くのが一番かもしれない。
仕事の人間関係なら自分の意志ではどうにもならないので、適当に距離を置いて、表面的にやっていくのが一番かもしれない。
そして、習い事とかボランティアとか趣味とか、人間関係を別の場所で持っておく。こうすることで、広く人間関係を持つことができるので、どこかで孤立しても、悩まないで済む。
いろんな場所で人間関係を作ることで、いろんな人がいることが分かる。場所によって、人間関係が全然違うことに気がつく。
これはとても大切なことだと思う。
仕事でしか人間関係がないと、仕事での関係が世界の全てになってしまう。そうなると、仕事の人間関係がこじれてしまったときは、本当に地獄だ。
しかしそういうことは結構ある。
だから、人間関係も、いろんなつながりを持っておいた方がいいのだと思う。この意味で、人間関係も分散主義が効果的。
負担にならない範囲で広く、いろんな関係を作っておきたいものだ。