人間関係の原則は距離感。人付き合いはホドホドが安心な理由

退屈している女性

ある芸能人が、「人間関係は腹六分がいい」ということを著書で書いていたが、この言葉はまさに至言。対人関係究極の心構えだと思う。

遠すぎず近すぎず、ほどほどの距離を持った関係が一番傷つかない。

誰かと親しくなろうとして深く付き合うと、最初は見えなかった相手の人間性が見えてきたり、ワガママに付き合うハメになって、嫌な面まで見えてしまう。

適度に付き合っていれば、深く付き合うことはできないけれど、空気が読める相手なら、適度に「いい人」を演じてくれるので、互いに面倒がない。

「ここからは絶対に他の人を入れない」という絶対的な線を引いておくことは、最終的に相手にとっても自分にとっても、大切なことである。

深く付き合おうとしたがゆえに、人間関係をこじらせてしまってダメにしてしまった。それはとても残念なことである。

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「近づき過ぎる」人たちへの対応は

ところで、世の中には空気を読まずこちらの中に無遠慮に立ち入ろうとする人々がいるものだ。

いわゆる「依存系」と呼ばれる人たちがその代表的な例だが、彼らへの対応を間違えると、親切心がアダとなり、どんどんこちらの境界線を侵犯され、最終的にはこちらのペースが完全に乱れてしまう。

彼らの扱いはとても難しく、適度に距離を取ろうとすると「冷たい!」と罵倒されるだけでなく、有る事無い事いろんなウワサを立てられ、周囲からの眼差しが厳しくなる危険がある。

だから、人間関係腹六分でいこうとしても、どうしても深く関わらざるを得ない場合がある。

この場合はもう仕方ない。最初に彼らを近づけたことを反省し、上手く立ち回る方法を身に着けていくしかない。

対応のコツは時間をかけて少しづつ

ではどうやって?

彼らにマニュアル的な対応は通じないが、「こいつはヤバイぞ・・・」と直感を感じた段階で、少しづつフェードアウトしていくのが一番だろう。

ただ、露骨にそれをしてしまうと上記の通り「最近冷たいんじゃない?」的なアプローチで罵倒され始めるので注意が必要だ。

こちらからは一切コンタクトは取らないようにしつつ、向こうが接近してきたら、適度に対応していくほかない。

大切なのは最初に距離を近づかれすぎないことだ。近づかれたら下がり、適切な距離を確保していく。そうやって、時間に任せ、徐々にフェードアウトしていくのがいいだろう。

近づきすぎると毒になる。彼らと付き合うと、まさにそのことを実感できる。

ホドホドが一番安全

世の中、誰ともつながらない人間関係は寂しい。かといって、相手の何もかも知ってしまうような近すぎる関係も窮屈だ。

人と近づきすぎるのはすなわち自らトラブルを招き寄せているようなものであり、どんな人に対しても、期待しすぎず、理解した気にならず、ホドホドの距離と節度を持って付き合うのがいい。

誰かと関わる、それは一人では味わえない喜びを与えてくれる。一方、誰かと関わることで、人生で致命的なダメージを受けてしまう場合もある。

人は幸せを与えてくれる一方、不幸も与えてくれる。だから相手のプライバシーには口を挟まないし、自分のプライバシーも自分からは口にしないこと。

程よい距離感を保っている限り、人間関係が害になることはない。人生、余計なトラブルは少ない方が良い。そのコツは、まさに人付き合い腹六分。ほどほどが安心だ。