お金を人に貸さない理由はお金が人間関係を破壊するから

おごる女

お金にまつわる話の一つに、「お金には人間関係を壊す力がある」という話がある。

例えばお金の貸し借り。

お金の貸し借りによって、長年の人間関係(友人関係など)が一瞬で崩れてしまった。そんな話は多い。

ではなぜお金は人間関係を壊してしまうのか?

このページでは、その理由について真剣に考えてみたい。

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なぜ、お金の貸し借りで人間関係がダメになるのか?

まず始めに、お金を借りる人は当然お金に困っている人だ。

わざわざ友人だけでなく、親や親族にも「お金を貸してくれ」と声をかけている可能性が高い(天涯孤独な人をのぞいて)。

場合によっては、サラ金からも借金している可能性が高い。となると当然、お金を貸しても、それが返済される可能性は極めて低い。

するとどうなるか。

お金を貸す側は、「こいつなら長年の友だちだし、俺の信頼は裏切らないだろう」と考えお金を貸す。しかし、いつまで経っても友人はお金を返す気配がない。

そして「お金を返してくれ」と催促すると、言い訳ばかり、場合によっては逆ギレされてお金が返ってこない。

すると、今まで友人を信頼していただけにショックは大きい。「こいつはこんなダメな人間だったのか!」と今までの信頼が大きくマイナスに傾いてしまう。

それは可愛さ余って憎さ百倍的な心理だろうか。いずれにせよ、関係はそこでダメになってしまう。

実際問題、ネットではお金の貸し借りの悩み相談がよくあるが、それらを読むと、

・友人にお金を貸したが返してもらえなかった

・お金を貸した友人がトンズラして行方をくらました

などの相談が多い。

結果論だが、お金を貸すことによって、友人を失い、そしてお金も失う。そういう可能性が高い。だから友人(大切な人)には、最初からお金を貸さないのが一番なのだと思う。

お金を借りる側の心理は

今度はお金を借りる側の心理に立って考えてみる。

今はどうしてもお金が必要だ。だけれどもなかなかお金を貸してくれる人はいない。そうだ、あいつなら貸してくれるかもしれない。

実際俺を信じてお金を貸してくれた。でも実は返すあてがない。あいつは俺を信頼してる。あいつの信頼を裏切るのは辛い。だから会いづらい。

お金を借りる側がまだまともな人格を備えているなら、返したいけど返せない、そんな葛藤によって、ますます会いづらくなっていく。

貸した方も友人だからお金の催促をしづらい。すると互いにどんどんわだかまりが広がっていく。最後には友情関係が終了する。

ところが悪いやつだとお金を借りてトンズラすることを前提にしている可能性もあるので、お金を借りても何の良心の呵責を感じない可能性もあることは考慮しておきたい。

まぁいずれにせよ、結果論として、お金を貸したらロクなことにならない可能性の方が高い。まさしく、金の切れ目が縁の切れ目、だ。

もしお金を貸すとするなら、やはりそこに厳格なルール、法的拘束力を持つ約束が必要だろう。

お金に情は必要ない?

以上、身も蓋もない話を考えてみたが、実際問題、大切な人間関係ほど、お金を絡ませない方が安心だ。

お金の恨みは思った以上に響く。どんなに長く培ってきた関係ですら、一瞬で壊してしまう強烈な破壊力がある。

それは友人関係だけに限らず、親子関係、兄弟関係、夫婦関係のトラブルを見れば一目瞭然だ。お金によって大切な人間関係を失くす。それはとても寂しいものだ。

お金は稼げばまた手に入るが、人間関係は作るのに時間がかかる。必ずしも手に入るとは限らない貴重なものだ。

人生には良かれと思ってしたことが災いを招く、そんなことがある。

お金を人に貸すのもそうで、人のためを思ってしたことによって、大切なものを失くしてしまう。

だからお金がからむことは、情を排除して、むしろ冷たいくらい冷徹になった方が上手くいくかもしれない。

でもそう考えると、本当にお金というのは難しいものだと思う。少なくとも、お金には人間関係を簡単に壊す力があるということを、知っておいて損はないと思う。