お金で失敗しない「器」の話

できそうなビジネスマン

『お金の法則』という本を読んでいると、次のようなことが書いてあった。

この際ハッキリさせておかなければならないと思うが、人には稼げる器というものが確実に存在する。それは努力ではどうにもならず、その人の才能でほぼ決まっているのだ。

たとえば過半数の人は、年収1千万に届かずに生涯を終えるだろう。それは多くの人にはその程度の器しかないという証拠なのだ。

千田琢哉著『お金の法則』(P13)より

これはあまりに直球ストレートに書いてあるので、反感を感じる人も多いと思うが、お金と稼ぐ器の話は考察に値するテーマだ。

自己啓発書でもお金と稼ぐ器について言及している本もあり、あくまで経験則であるかもしれないが、ある程度の正しさがあるように思える。

つまり、人にはお金を稼ぐ器があって、自分の器以上のお金を稼ぐことはできなくて、かりにもし器以上のお金が入ってきても、お金はどこかへ消えてしまう。

それは、宝くじの高額当選者や、違法なビジネス(倫理的に間違っているビジネス)等で財を成して、すぐに破産してしまった元成功者たちの話を知ると、なおさらそのことを感じる。

だから、今自分が稼げているお金というのはある意味それが適正な金額で、もし今以上に稼ぎたいのであれば、自分の器を広げていく、それ以外に道はないという話だ。

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自分の分を知るということ

とはいえ、実際お金をガツン!と稼ごうと思ったら、どこかでリスクを犯すしかない。会社員のまま年収1000万2000万稼げるのはごく一部の人だけだ。

多くの人は年収500万600万稼いで生活している現状、そこから抜け出して収入をグ~ン!と増やすには、独立起業を考える必要があるだろう。

となると、独立起業で成功して一人でガンガン仕事をこなしていける器量が必要となるわけだが、多分それこそが器の問題なのかもしれない。

無理に独立しても、器がなければ成功はおぼつかない。会社員時代よりも年収が下がってしまうこともあるだろう。

だからこそ大切なのは、「お金をもっと稼ぎたい!」と思ったとき、今の自分の器がどの程度のものなのかを知ることなのだと思う。

自分の器を知らず、博打に出て、人生を台無しにしてしまう人は多い。

独立開業しなくても、「儲かるかもしれない」と思って始めたF○などの投資で、虎の子のお金を失う例はあまりに多い。

それなら、最初から分をわきまえていたほうが幸せだったかもしれない。

お金の器は現実である

お金を稼ぎたい。もっと豊かに暮らしたい。

そんな希望を持って努力していくことは大切だが、同時に自分の分をわきまえ、自分ならどこまでいけるのか、どのくらい成功できる見込みがあるのか、冷静な見極めも必要だ。

自分の器を見極めることはある意味、現実を知るようで辛いところがあるかもしれないが、現実を知ればそれを変えていく方法も見つかるかもしれない。

何にせよ、不相応の野望を持って自爆して人生台無しにするよりはよほどマシだ。勝負は勝つ見込みがあってこそするもので、勝算の見込みがない勝負は極力避けたい。

「お前のお金の器はこれくらいだ、だからこの収入に満足せよ」

と言われたら反感を感じるが、自分ならどれくらい稼げるようになるか、どれくらいリスクを犯すことができるか、慎重に考える材料にすることができる。

お金には器があり、今自分が稼げているお金というのはそれが適正な金額である。

もしそうなら、今以上に稼ぎたいのであればどうすればいいか。自分の器を広げていくにはどうすればいいのか。

この視点でお金について考えてみると、より現実的に、お金と向き合うことができるかもしれない。