「やりがい」か「収入」か。仕事選び大切なこと

楽しそうな男

僕たちは死ぬまで働かなくちゃいけないんです。

金のために嫌な仕事を我慢して一生を終えるか。低年収かもしれないけど、やりがいを感じられる、いきいきと取り組める仕事に取り組んで一生を終えるか。

後者のほうが、より人間的で、自分の人生を生きた感じがすると思います。

イケダハヤト

このページでは仕事をするということについて、これからの時代で特に重要な考え方を紹介する。

私たちは無意識のうちに、

「仕事とは我慢すること。だから給料は我慢料だ」

と考えているが、世の中には、楽しく仕事をして、人の何倍のお金を稼ぐ人がいる。

だからこそ大切なのは、仕事=我慢や苦労というイメージを横においておき、新しい考え方に心を開いていくことである。

この記事が、そのきっかけになれば幸いである。

多くの人が密かに思うこと

「職場が楽しく、今取り組んでいる仕事が楽しい」

「自分の成長になり、しかも周りの役に立っている」

こんな仕事が出来たら、どれだけ人生が楽しいだろうか。

多くの人が、1日の大半を仕事に費やしている。すなわち、仕事の時間は、人生の質に影響する重要なファクターになっている。

仕事が楽しく、上手くいっていれば、幸福感も高い。

しかし、世の中、仕事を楽しむ人よりも、経済的な理由で仕方なく仕事をしている人の方が多いのが現状である。

それは別に、仕事の満足度を測る統計データを持ちださなくとも、朝の7時から8時、最寄りの駅で出勤する会社勤め人々の姿を見れば一目瞭然だ。

ボサボサの髪に死んだ魚のような目をして電車の座席に座っている50代の男性。

タブレット端末を厳しい目つきで見つめる若いサラリーマン。込み入る電車のなか、他の人との接触に舌打ちする40代と思われる女性。

その場の空気がギスギスして、誰もがストレスを感じているのが分かる。

「これから仕事だ!最高に楽しいぞ!」

という人たちは、イライラして出勤することなどない。

仕事の基本はお金のため

働く時間が楽しく、やる気を刺激され、毎日があっという間に過ぎていく。そんな時間が過ごせれば良いが、仕事ではイヤなことがたくさんある。

顧客からの理不尽なクレーム、上司の罵声やパワハラ、社内の派閥闘争、営業なら不本意な自腹買い・・・etc。我慢に我慢を重ね、日々働いている人がたくさんいる。

なぜか?シンプルに言えば、「生活していくため、お金のため」だからである。

私たちの世界では、お金がなければ生活しにくい場所だ。住居、食べ物、衣服、子供の教育。この世界でそれなりに生きていくためにはお金というツールがどうしても必要になってくる

「人並みに暮らしたい。だからイヤな仕事でもして、働かなくちゃいけない。給料は我慢料だ」

これが、働く人の大部分の本音である。

確かに仕事は誰かのためにするものである。そして世の中に存在している仕事のほとんどは、人々の暮らしのために存在している。

だからこそ仕事をすることは尊い行為であり、人は仕事を持ってこそ、社会から一人前として認められるのである。

でもだからといって、あなたは今の仕事を完全ボランティア。1円ももらえずに続けたいと思うだろうか?自分が貧乏になってもなお、誰かのために頑張りたいだろうか?

好きなことで食べていけるか?

仕事をするのお金のため。

旧来の労働観を方を持つ人が多数派を占める一方で、「好きなことを仕事にする」という、新しい労働観が広がっている。

「好きなことしてお金が稼げる?ふざけた話だ!」

そう思うかもしれないが、好きなことを仕事にするのはそれなりに根拠がある。これからの時代、時代状況の変化を考えれば、好きなことを仕事にするのは悪い選択肢ではない。

なぜならそういう人ほど実際に、仕事をする本人が幸せになり、豊かになり、かつ、関わる人に新しい価値を提供しているからである。

人の才能を引き出すのが好きで好きで仕方がないコーチ。動画を作るのが大好きで見る人を幸せな気持ちにするYouTuber。

例を挙げればキリがないが、世の中にはすでに、好きなことを仕事にして、生活している人たちが、実際にいることは確かである。

ただし、好きなことと仕事がダイレクトにマッチさせるには、それなりの苦難とリスクが伴う。

独立する必要があるし、当然収入も不安定になる。サラリーマンが受けられる様々な保障も受けにくくなる。好きなことをしているがゆえ、顧客ニーズとのアンマッチに悩むこともある。

それでも仕事がうまくいったとき。好きなことをして豊かになるという、人として最高級の幸せを手に入れることだけは、間違いない事実である。

低収入でも幸せに生きていける人

ただ一つの問題は収入である。

好きなことを仕事をする。それで、望むだけの収入を手に入れて、めでたしめでたしになるのが最高だが、実際にそこに至るハードルは高い。

サラリーマンとは違い、収入は不安定になりやすい。

ただ、「世間並み」の暮らしを妥協したとしても、好きなことを仕事に出来た人は幸せだ。

好きなことをしていれば仕事のストレスが段違い。余計な我慢をする必要がないからだ。

何より、労働時間は自分で決められる。別に早起きする必要もなく、仕事もマイペースにできる。

体調が悪ければ仕事を休むこともできるし、仕事内容によっては、引きこもりしながらでもお金を稼ぐことができる。

面倒くさい人間関係も意図して排除できるし、イヤなことはやらないような仕組み作りも可能だ。

何より、自分の好きなことを中心に仕事ができるので、仕事で充実感や意味を得やすいのが魅力である。

やりがいがあればお金は気にならない?

自分でやると決めた仕事。その結果に対して責任を負うと決めた仕事。

だからこそ、かりに収入が低くても仕事で幸せを感じることができる。いわゆる「やりがい」というやつだ。

ただ、世間並みの暮らしを求める人、物欲が強い人は、この生活は向いていないかもしれない。

「高級ブランド服?興味なし」

「車?いらないし」

「賃貸なら3万から5万の安アパートでいい」

こんな人で、お金のかからない趣味(例えば読書やゲーム)の人なら、最高の暮らしができるのは間違いない。

仕事は楽しく、お金にこだわらずとも、毎日を楽しく過ごしていける。

なぜなら、

「自分がやると決めた仕事をしているから」

「自分の仕事に誇りをもっているから」

「自分が好きでやった仕事が、人の役に立ち、喜ばれるから」

1日の時間を自分の好きなように。

毎日が日曜日のように。このように生きている人がいるのも、現代の事実なのだ。

まとめ

好きなことを仕事にして、自分なりの豊かな暮らしを実現していく。

それは確かに、収入といったお金の面以上に、やりがいという精神的な満足度が大きな報酬である。

好きなことをして身の丈にあった収入が稼げているなら、それは誰が何を言おうと、一つの成功の形である。

もっとお金を稼ぎたければ、お金が稼げるように工夫すればいいだけの話だし、あえて収入を抑えて、スローライフを送る選択肢もある。

大切なのは何をして、どうやって生きていくか。その根本的な価値観である。

普通に世の中に出れば、お金のために仕事をすることが当たり前になっていく。では本当にそれでいいのか。別のチョイスはないのか。

仕事のやりがいに疑問を感じたとき。お金のために自分をすり減らす人生に不満を感じたとき。

覚えておきたいのは、常に人生では別の選択肢がある、ということである。

好きなことをして仕事をする人が増えている。それは時代が、好きなことをして生きていくことを認める時代になったことを意味している。

つまり、これからは誰かに雇われて生きていくだけが人生ではない。好きなことを仕事にすることで、世の中に新しい価値を提供することができる。

それこそが今という時代である。

お金のために仕事をするのもそれは一つのチョイスである。それに加えて、好きなことをして幸せにお金を稼ぐチョイスもある。

これからの仕事選びは、まさに自分自身の選択なのである。

参考文献

『年収150万円で僕らは自由に生きていく』(星海社新書、2012年)

『ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法』(技術評論社、2012年)

『大好きなことをやって生きよう! 』(フォレスト出版、2012年)

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