なぜ悪いヤツほど出世するのか?

野心的なCEO

部下の手柄は上司のもの!上司の失敗は部下の責任!

大和田常務

正直なところ、組織で出世して成功するのは、個人起業して成功するよりも、ずっと難しいことだと思う。

なぜなら、組織は人の集まり。つまり、不確定要素の集合体であり、そこでは必ず、「計算が狂う」ことが起こるからだ。派閥や学閥。いろんな難しい問題がたくさんある。

それに、組織での出世は一言で言えば椅子取りゲーム。

組織の場合はたいがいにして減点主義で、誰かの失敗は誰かの幸運となり、失敗した者は出世競争から脱落していく。

つまり、たった一度の失敗で、出世の道を閉ざされてしまうこともしばしばである。

それだけでも厳しいのに、何より問題になるのが、上司という存在である。

たいていの会社では、部下は上司を選ぶことができない。上司のなかには良い人もいるが、中には部下を自分の出世のための道具としか思わない人だっている。

あなたを本当に育てようとしてくれる良い上司に当たればまた道はある。しかし、もし自分の利益のためには部下をゴミのように利用するような悪い上司に当たったら?

このように、組織はかなりのところ、あなたの努力が及ばない不確定な要素が満載である。

この意味で、会社で出世して生き残ることは、相当スゴいことである。実力だけでなく人脈に運、そして何より、非人間的な何かが必要とされる。

だからこそ、

「悪いヤツが出世する」

という話も案外、本当の話なのかもしれない。

だからもしあなたが組織で上を目指したいのなら、それ相応の代償を支払うことを覚悟する必要があるかもしれない。

そして様々な手段を講じて出世した結果、あなたが本当に満足できるのか。幸せになれるのか。その「先」のこともぜひ、考えてみて欲しい。

もしかしたら、出世するよりも出世しない方が、ずっと幸せに生きられるかもしれないのだから。

出典

『ドラマ 半沢直樹』(TBS)