「人生が運ゲーである」という主張はそれなりに根拠がある

イケイケの美女

一番成功する人は、一番有能な人ではない。

ロバート・H・フランク

「ラッキールーザー」という言葉がある。

これはテニスの用語で、運でチャンスを手にした者に対する侮蔑的な表現であるが、人生において運は絶対である。最終的には運が強いものが、勝利を得られるようになっている。

たとえばあなたの周りにこんな人はいないだろうか?

大した実力がないのに、なぜか上司に可愛がられ、上へ上と出世していく人。能力的には絶対高いわけではないのに、なぜかやることなす事上手くいく人。

逆に、能力はあるのに人から認められず、いつまで経っても陽のあたる場所へ出られない人。実力はあれどチャンスに恵まれず、埋もれ続ける人。

世の中を冷静に見渡せば、このような現実はゴロゴロあるが、両者の違いを分けるのは運である。

結局のところ、世の中では一番成功した人が一番優秀な人ではない。

その事実を考えると、「人生は運ゲーである」という主張は間違ってはいない。人生で努力しても上手くいっていないなら、努力の方向性を修正する余地はある。

「運がすべて」というのは言い過ぎだが、運を軽視するのは大きな損である。そのツケは大きい。

人生で損をしたくないのであれば、ラッキールーザーでも何でもいいので、運は絶対に逃してはいけない。そして、運に見放されないよう、注意したい。

出典

『成功する人は偶然を味方にする 運と成功の経済学』(日本経済新聞社、2017年)