他人の悪口や批判をしてしまう自分を卒業する方法

マウントの取り合い

人を呪わば穴二つ。

他人を批判する者は一時的な精神的満足感を代償に、日々まともな人生を生きるという、大切な権利を失っていく。

なぜなら他人に吐かれた毒はやがて、吐いた本人のもとに「最も適切なタイミング」で戻ってくる。なのであなたが本当の意味で自分を大切にした生き方をしたいと思うなら。

他人に毒を吐く習慣は、今すぐにでも断つ価値がある習慣であるが、問題を自覚しつつも、なかなかそれを変えることができずに悩んで人もいるかもしれない。

そこでこのページでは、そもそもなぜ他人に悪口を言ったり攻撃的な批判をしてしまうのか?その本質とそれを続けた結果どうなるか?完結にお伝えする。

もしあなたがそんな自分を自覚しており、それをなんとかして変えたいと思っているなら。この話はきっとあなたの役に立つだろう。

まず結論から

なぜあなたが他人に悪口を言ってしまうのか?批判的になってしまうのか?

その本質をズバリお伝えすると、あなたは他人に悪口を言っているのではない。他人を批判しているのでもない。あなたが矛先を向けている本当の相手は、他ならぬ「あなた自身」である。

あなたはその人が嫌いだからその人の悪口を言うのではない。その人を通じて映されるあなたの本質を無意識で知覚する。それにあなたは反応しているのである。

つまり表面上他人を攻撃しているように思えたとしても、その本質的な行為は「自分への攻撃」なのである。

だから長い目で見ると、最終的に攻撃を受けた側ではなく、攻撃する側が最も大きなダメージを受けることになるのである。

年々人相が悪くなる人がいるが、彼らの習慣を見ればその理由は一目瞭然である。彼らの口から飛び出す言葉に耳を傾けていれば、彼らの人相が悪くなっていくことは、決して偶然ではないのである。

そして人生の成功者や幸せに暮らす人々がなぜ他人の悪口を言わないのか?それも、決して偶然ではないのである。

本当の原因を知る

あなたは他人の悪口や批判する自分を卒業したいと言う。その気持ちがあれば、これからはあなたのこれからの心がけ次第で挽回は可能である。

その第一歩が、あなたが他人を嫌っているのではなくて、実は「あなたが自分自身を嫌っていること」に気づくことである。

方法はいろいろあるのだが、まずおすすめしたいのは、あなたが「何に対して」攻撃的な言動をしてしまうのか?それをセルフチェックするのである。

なぜか?あなたの口撃対象を確認することによって、「あなたが嫌っている自分の部分が見えるから」である。

例を挙げる。

あなたが他人の容姿やファッションについてナチュラルにディスってしまいがちなら、あなたは自分の外見を嫌っている。

あなたが他人の学歴や職歴に毒を吐きがちなら、あなたは自分の才能や能力に不満や不安を感じる自分自身を嫌っている。

それは一見”I am OK. You are not OK.”の姿勢に見えるが実は違う。真実はこうである。”I am not OK. You are OK.”だから他人に毒を吐いて本音を否定しようとするのである。

とくにあなたが、「私はつい自分上げ他人下げをしてしまう傾向がある」ということを自覚できるならまだ間に合う。

あなたが「どんなとき」に他人を下げて自分を上げようとする傾向があるのか?それを一度冷静に、セルフチェックすることをおすすめしたい。人生のハッピーエンドはそこから始まる。

「認められない自分」に気づく

セルフチェックとあわせておすすめしたいのは他者の観察である。

あなたが自分がつい口に出す批判的な言動を認識することができたなら、次はあなたの身近にいる人々の言動をそれとなく観察するといい。

家族でも友人でも上司でも、まぁ誰でもいいのだが、彼らが「誰の」「どのような点」に対して悪口や批判を言いがちなのかを観察するのである。

そして、その上でその人自身のキャラクターを見てみよう。するとあなたは気づくはずである。

他人の容姿に厳しいコメントを述べる人がどんな容姿をしているか?「あなたは思いやりがない。いつもどうたらこうたら」と相手を批判する人が思いやりのある人か?「あいつは無能だ」と他人をこき下ろす人がどんな人か?

あなたは面白い「偶然の一致」に気づくことだろう。もちろん、それは決して偶然ではない。

大切なのは本質を見極めることである。あなたがつい口から他者の悪口や批判が飛び出そうになったとき。このことを思い出すといい。そしてこう問いかけるのだ。

私は自分のどんな部分を嫌い、認めることができないのか?」と。

なぜ「人を呪わば穴二つ」なのか?

以上、ここまでなぜあなたが悪口を言ったり攻撃的な批判をしてしまうのか?その本質についてお伝えしたが、ここからはそれを続けた結果どうなるか?

その点についてさらりとお伝えするが、結論は「人を呪わば穴二つ」。他人に向けた敵意や悪意は最終的にそれを向けた本人に戻ってくる。

そのため、いつかどこかでその責任を取ることになる。それは法的、物理的、精神的、様々な形があるが、それらは最も苦しい形でやって来ることを、覚悟しておく必要があるだろう。

本題とそれるためこれ以上言及はしないが、なぜ「人を呪わば穴二つ」なのか?その理由を知っておく価値があるだろう。重要な2つのポイントだけを抽出し、かんたんに説明する。

「類は友を呼ぶ」

まず一つは「類は友を呼ぶ」という原理である。

あなたは知らず知らずのうち、「同質の人間」を引き寄せる。だからあなたが他人の批判ばかりをしていると、時間をかけてあなたの周囲には他人の批判ばかりする人々が集まり出す。

ここでかんたんに想像して欲しいのだが、あなたは日々他人の悪口ばかり言う人たちと時間を過ごして、心がポジティブに、幸せな気持ちになるだろうか?かんたんに言えば、そういう話である。

「人間関係は選びなさい」とは言うが、選ぶ前にまず、自分自身についてのセルフチェックも大切である。なぜなら、表面的に人間関係を変えようとしたところで、最終的には「類は友を呼ぶ」になるからである。

あなたが他者に対して批判的で攻撃的なら、あなたは同類を引き寄せる。そしてその同質の人間関係によって、その後の「進路」が影響される。

脳の仕組み

もう一つの理由は脳の仕組みである。

近年の科学的な研究によると、脳は発せられた言葉の「主語」を理解できない仕組みになっていることが分かってきた。

例えば、あなたが「あいつはたわけ者である」と罵倒したとき、あなたは「あいつ」を罵倒したとしても、脳は「あいつ」を認識できないのである。そのため、発した言葉を「自分のこと」として認識する。

つまり、あなたの意識はあいつの悪口を言っているつもりでも、あなたの脳は、その言葉を「自分への攻撃」とみなすのである。

では普段から他者に対し攻撃的な言葉を発していればどうなるか?脳は自分への攻撃とみなし、ストレスを蓄積させていく。これは怖い話である。

ここで賢明な方は「ピン!」と来た思うが、他人をけなすのではなくほめる習慣を持つ人がなぜ幸せになるのか?その理由も、お分かりだろう。

そう、他人をほめることは自分をほめることであり、他人を受け入れることは、自分を受け入れることになるのである。

だから他人に対してポジティブな態度を取っている人は自然と自己肯定感も高くなる。この仕組みはぜひ覚えておいてほしい。

まとめ

以上、長くなってしまったのでここまでにしておく。

あなたが他人の悪口を言ってしまったり、批判してしまう本当の問題は他人にあるのではない。あなた自身の自己認識が本当の原因である。

そう、あなたが矛先を向けている本当の相手は他ならぬあなた自身である。あなたは実は自分を攻撃しているのである。このことについては、声を大にして伝えたい。

そこでもしあなたが本当の問題に気づき、今後より良い自分になり、より良い人生を生きたいなら。まずあなたがあなた自身、受け入れることができない問題について認識することが第一である。

あなたは一体他人のどんな部分に対して。世の中のどんなことに対して毒を吐いてしまうのか?その対象と傾向について認識することをおすすめしたい。

最後に

悪口や不平不満を口に出すことはとてもかんたんである。そしてそれをすれば一時的には「スッキリした!」と錯覚するかもしれない。

しかしそれはとんでもない話であることを、ここまでお読みいただいたあなたは認識したと思う。それは毒である。悪口や批判の対象となった人ではなく、自分への攻撃である。

別にあなたは善人を目指す必要はないが、もしあなたが本当に自分のためを考えるなら。他人に悪口を言ったり攻撃的な批判はやめておいたほうがあなたのためである。

あなたは自分を大切にしていい。いや、まず自分を大切にすべきである。そこからすべては変わるのだ。

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