オレは男の価値というのは、どれだけ過去へのこだわりを捨てられるかで決まると思っている。
たとえ生き恥をさらし万人にさげすまれようとも、己の信じる道を歩めるなら、それでいいじゃないか・・・
獣王クロコダイン
生きることは難しい。人生は基本的に自分の思い通りにならない。
失敗が続き、理想は破れ、「こんなはずではなかった・・・」という現実を目の当たりにして、自分自身への信頼が揺らぐこともある。
しかし大切なのは、何があろうと最後まで自分自身を信頼すること。そして、自分が「この道を進んでいこう」と信じた道を、最後まで信じて歩み続けることだ。
誰かに「おまえの人生はこんなものだ」と言われたとしても、勝手に言わせておけばいい。自分の限界を決めるのは、自分以外の誰でもない。
人生の主人公はどんなときも自分である。生き恥をさらし惨めな姿をさらしたとしても、自分自身の道さえ歩むことができればそれでいい。
意味があるか意味がないか。正しいか間違っているか。それを決めるのは他ならぬ自分である。
だから自分さえ納得できればそれでいい。自分が信じる道を進めばそれでいい。結局はそこに人生の意味があり、自分が存在する価値があるのだから。
出典
『ダイの大冒険 第七巻』