【プラスマイナスゼロの法則】人生は帳尻が合うようにできている

安心している美女

人生は山あり谷あり。

ある人は苦労続きの人生で、ある人は何もかもが上手くいき、人生イージーモード。

「なんて人生は不公平なんだろうか?」

と感じているあなたに伝えたい言葉がある。

それは、

「人生はプラスマイナスゼロ。最終的には帳尻が合う」

という言葉だ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

人生を長い目で見れば必ず帳尻は合う

たしかに、人生は理不尽かもしれない。

「一寸先は闇」という言葉があるように、どれだけ最善を尽くしても、正直に生きていても、理不尽な出来事によって幸せは一瞬で壊されてしまう。

自分の意志や努力とは無関係なものよって、人生は決まってしまうところがある。

この意味で、人生は100%自己責任というのは言い過ぎで、私たちは皆それぞれ、ある程度「限定された運命」によって、人生を翻弄されている。

なぜ自分が不運な目に遭うのか?なぜ人生がうまくいかないのか?「なぜ」に対する理由を理解できない限り、人生はただの辛いばかりの苦行である。

しかし、人生は決してただの苦行では終わらない。苦労したらした分だけ、不幸になった分だけ、これらから先の人生で、その報いがやって来る。

不幸がやって来るのは人生が上手くいっている証拠

「ピンチはチャンス」という言葉があるが、これは言葉遊びでも何でもなく、まさに真実である。

人生はマイナスがあるからこそそれ相応のプラスがある。不幸を経験すればするほど、その先の人生で、不幸を味わった報いがやって来る。

本当に大変なのは、人生がいつも幸せ続きだった人だ。

挫折知らず、失敗知らず。そういう人ほど、その先が怖い。プラスばかりを手に入れてしまったがゆえに、マイナスに苦しむはめになるだろう。

世の中、持つ者は何もかも手に入れ、持たざる者は何もかも失うという現実があるように思えるが、それは表面から見える部分だけである。

表面からは絶対に見えないもの

持つ者にはそれ相応のマイナスが例外なくやって来る。

何もかも手に入れ人生の勝者のように思われている人が、誰にも相談できない大きな不幸を抱えていることも少なくない。

高学歴高収入の勝ち組夫婦に引きこもりの暴力息子がいたり、金持ちの家に病人が多いのは、その例である。

表側はともかく、裏側では皆それぞれ、いろんな苦しみを抱えている。物事の表面を見て、幸不幸を判断するのは意味があまりない。

だから幸せそうな人、人生で良いことばかり起こっていそうな人を羨む必要は全くない。むしろ、その実情を知れば、彼らに同情心を抱くだろう。

最高の幸せを避ける理由

人生のプラスとマイナスの数は、短期的に見ると偏りがあるかもしれない。この意味で、人生が不公平なのは間違ってはいない。

しかし、人生長い目で見ると、最終的にプラスとマイナスはトントンになる。

不幸がやって来ても、やってきた不幸に値するだけの幸福がやって来る。幸福がやって来たとしても、それがあまりに大きすぎる幸福だった場合、その先は大変である。

人生最大の幸福の絶頂のあとで、人生最大の不幸がやって来るのはお約束である。

だから実は、幸せの絶頂なんて来ない方がいいのかもしれない。そこそこ不幸、そこそこ幸せが一番なのかもしれない。

人生は帳尻が合うようにできている

ただ一つ確実に言えるのは、不幸だけしかない人生、幸福だけしかない人生などあり得ない、ということだ。

人生何かを得たら何かを失い、何かを失えば何かを手に入れる。そして最後にはプラスマイナスはゼロになる。

人生の前半で苦労したら人生の後半で楽ができる。人生の前半が楽だったら人生の後半で苦労する。

最終的にはまさに、「人生は帳尻が合うようにできている」のだ。