この世界では、様々な事情を持つ人が、様々な悩みを持ち、自分の人生を必死に生きている。
ある人はどん底のなか。そしてある人は幸せの絶頂。
それぞれタイミングは違うが、一つ共通して言えることがある。それは「誰もが皆人生に悩んで生きている」ということである。
人にはそれぞれ苦労がある
隣の芝生は青く見える。
自分が悩みを抱えているとき、周りを見渡すと皆、幸せな人生を送っているように見えてしまうのはそもそも自然な話である。
しかし実際、どれだけ幸せに見える人でもその裏側を知ることになれば、人生は本当に単純ではないこと。幸せに見えていても、ただそう見えているだけであること。
そういう現実をリアルで実感することができる。
大切なのは「悩んだあと」の話
結局人はみな、それぞれいろんな悩みを持ち、幸せだけではない何かを経験し、人生を生きていく。
その過程で気づいたこと。感じたこと。学んだこと。それはまさに人生における、大きな価値がある体験である。
なぜならその情報は、この世界のどこかで、今同じ問題で悩んでいる誰かを、救うためのアドバイスになるかもしれないからである。
だから自分が悩んだこと。気づいたこと。学んだこと。そういったことは、今それを必要としている誰かに話したい。「伝えたい」と思ったことは、伝えていいのである。
悩みは解決策とセット
ちなみにさらに一つ朗報をお伝えすると、あなたは何か悩むことによって、さらにあなたという人間について、より理解を深めることだろう。
なぜあなたがそれに悩むのか?もしそれが解決したらあなたの生活は具体的にどう変わるか?
問題や悩みをきっかけに、更にあなたの人生がいろいろな意味で「開花」するヒントが隠されていることは、ここで強く強調しておきたい。
だからこそ悩みは解決策とセットになるのである。
最後に
あなたが人生で「苦しい」を一つ一つ経験するたび。あなたは誰かを助けられる力を手に入れている。
もちろん、あなたは誰かの人生を引き受けることはできない。しかし、誰かが人生で膝を屈しったとき、立ち上がるための手助けをすることはできる。
苦しいとき。不幸なとき。そういったときほど人の親切が身に沁みる。
「自分の人生にはこんなことがあったけど、こうやって乗り越えることができた」
それを伝えることで、救われる誰かがいるのかもしれない。その機会が来たらきっと、あなたは誰かを、勇気づけることができるのである。