つねに近道を行け。近道とは自然に従う道だ。そうすればすべてをもっと健全に言ったりおこなったりすることができるであろう。
マルクス・アウレーリウス
世の中、特に頑張ってはいないのだけれど、なぜか自然に上手くいく。逆に、いくら頑張ってもぜんぜん目が出なくて泣きっ面に蜂、悪い結果ばかり出てしまうことがある。
なぜそんなことを真剣に考えれば、そこで一つの答えが見つかる。
すなわち、上手くいくことは正解でそちらへ進むのが正しい道。逆に、上手くいかないことは「それはやめとけ」のサインで、進んではいけない間違った道。
だから、結果を道標にして、どちらに進めばいいのか、どちらへ進んではいけないのかを考えるのは、とても大切なことだ。
もちろん、上手くいかないことも頑張り続けていれば、いつか奇跡が起こる可能性もあるかもしれない。しかしそれは努力効率的に最低だ。
人生の時間が無限で、何度失敗しても問題ないなら、好きなだけ、気の済むまで、挑戦してもいいかもしれない。
ところが人生は有限である。年は取るし、体力は衰えていく。頑張るだけ頑張ったのに、最後の最後まで何も結果が出せなかったら、それは無念なことだろう。
どうせなら人生、上手くいった方が楽しい。頑張るなら、上手くいくことを頑張ろう。
出典
『自省録』