自分の手を汚してでも理想を貫く…、 それができなければ戦いに参加しては いけない…、いけないんだよッ!!
騎士レオナール
生きていく上で最も考えうる最高のもの。
もし人生進むべく道標があるとするなら、「理想」がその役割を果たすだろう。
理想とは希望だ。「こう生きたい」「こうありたい」という希望だ。そしてそれを現実のものにするためには、何をしてでも実現しようとする覚悟が必要だ。
そのために綺麗事は役に立たない。
結局は覚悟を決めて、理想の実現のためにはどんなこともいとわず前へ進んでいく。ときに自分のその手を汚すこともある。
それでも理想を実現することにはそれ自体価値がある。
理想そのものが、生きる目的そのものになりうる。せっかくの人生、理想を追求することは悪いことではない。
ただし決して忘れてはいけないこと。それは理想を実現すると決めたら、手段を選ばずに実現していくことだ。
理想は実現されてこそ意味を成す。そのためには、方法にこだわってはいけない。不本意な方法だったとしても、実現されればそれでよしだ。
常に現実を見据えて、必要なら自分のその手を汚してでも、成すべきことを成さなければいけない。
最後が「めでたしめでたし」なら、きっと全ては正当化されるだろう。
出典
『タクティクスオウガ』