俺を誰だと思ってる?この物語の主人公だぜ。
バルフレア
当たり前だが、自分の人生の主役は自分自身である。
人生とは自分という名の物語であり、物語の紡ぎ手は自分自身である。経験すること全て、出会う人全ては、自分の物語を紡ぐためのものだ。
自分の人生は自分が主役であるべきだし、他の誰かに自分の物語を紡がせてはいけない。
自分の物語は一度きりのものである。そして、他のどこにもない、この世で唯一の物語である。そこに意味がある。
この世に生まれたということは、一度きりの物語を自分自身で紡ぐチャンスを与えられたということだ。
この意味で、自分の人生の主人公は自分自身であり、主人公になるべきなのだ。
せっかく与えられた一度きりの物語をムダにしないためには、自らの物語において、主役の座をそうやすやすと他人に譲り渡さないことだ。
だから何を決めるにも自分で決めていいし、自分が思うまま生きていい。どんな結末が待っているにしろ、「自分自身が選んだ」ということに価値がある。
そこで必要なことを経験し、必要なことを学んでいく。それこそが自分自身の物語であり、最後の最後にはそれが一つの英雄譚となる。
大切なのは良い人生を送るかどうかではない。自分自身が物語の主役となり、自らの意志で物語を紡いでいったかどうか、そこが全てだ。
この物語の主人公は自分自身。一度きりの人生を、後悔しないようにしたい。
出典
『FFT 獅子戦争』