君が好きだ。ずっと好きだった!!
松田耕作
人生では、勇気を持って、言うべきときに言うべきことを言う必要があるときがやって来る。
そのたった一言で、人生一生後悔するか、それとも幸せになるか、運命はまるっきり変わってしまう。
だから、人生で最終的に幸せになる人は勇気を持つ人であり、言うべきときに言うべきことを言えなかった勇気なき人は、後悔続きの人生を送る。
でも人生は結局はそういうものかもしれない。
するべきことをする。もしくは、するべきことをしない。たったそれだけの違いで、人生はガラリと変わってしまう。
するべきことをして、それがもしも自分の思い通りの結果にならなかったとしても(それは実際にありえる)、そこに後悔は残らない。だから気持ちは常に前を向ける。
しかしやっかいなのは、すべきことをせずに、延々と「あのときこうしていれば・・・」と後悔することである。
それは、「あったはずの可能性」への妄執であり、常に人生のしこりとなる。それはとても苦しいものだ。
だから、一番大切なことは、人生そのときそのとき、自分がすべきことをすべきタイミングでやることだ。失敗してもいい。上手くいかなくてもいい。そんなことは関係がないのだ。
結局はやるかやらないか。
言うべきことを伝える人がいたら、今すぐそれを伝えればいい。すべきことが残されているのであれば、今すぐそれをすればいい。
それが自分の運命に忠実に生きるということ。後悔なく、胸を張って生きていけるだろう。
出典
『YAWARA 29巻!』