童話の世界だけでなく、現実の人生も同じだよ!人を喜ばせようとしたら花が咲き、自分の利益のためにしたら、災いが起こる。
竹田和平
世の中は因果応報。
きれいごとのように思えるかもしれないが、良いことをしていれば良いことが起こり、悪いことをしていれば、悪いことが起こる。
たとえ、「なぜ悪人が世の中にのさばっているのか?」という現実を目の当たりにしたとしても大丈夫。彼らの「旬」はとても短い。やがて彼らは、自ら蒔いた悪行という名の種を、自ら刈り取ることになる。
正義はいつも勝つとは限らないが、悪もまた、長く栄えることはできないのである。
最後の最後に、帳尻は合う!
大切なのは自分が自分として、正しいことをやることである。自分のためだけでなく誰かのために、やるべきことを、やればいい。
そうすれば長い目で見て因果応報。自分が撒いた種を、刈り取ることになる。良い種を撒いておけば、良いことがやって来る。
もしかしたら、短期的にはその事実を確認するはできない。しかし長い目見れば、自分がしてきたことは帳尻が合う。
だからこそ、結果は誰のせいにはできない。自分が「蒔いた種」を刈り取るのである。そうなるように、なっている。
自分の人生に責任を持つ
大切なのは「まわりがどうか?」ではなく、「自分がどうするか?」である。
今、自分が人としてどう振る舞うか。何をしてまわりに何を与えるか。これこそがまさに、自分の人生に責任を持つ、ということである。
不幸に生きたければ、自己中になって自分のことだけ考えて行動すればいい。しかし人として幸せな人生を生きたければ、自分のことだけでなく、まわりの人のことも考えて、日々幸せの種をまけばいい。
これは偽善でも何でもない。なぜなら自分が撒いた種を刈り取る。それが世の中の仕組みなのだからである。
最後に
人は人、自分は自分。
他人の目に余る悪行がそこにあったとして、彼らはやがて自滅する運命にある。問題は、自分自身がどうするか。ただそれだけである。
つまりは因果応報。良い意味でも悪い意味でも、自分がしたことはいつか自分に返ってくる。だからこそ問題は自分はどうするのか。問うべき問いは、それだけである。
出典
『人生とお金の道を極めた 竹田和平の人生訓』