競争社会とは自分ファーストの社会である。

人は一切れのパンのために他人を殺す。自分の幸せのためだけに戦うんだ。

だから、争いがこの世界から消えてなくなることはない。人が人である限り戦いはなくならないのだ。

我々の役目は、そうした人々を管理し秩序ある世界へ導くことだ。彼らはそうした指導者を望んでいる。

レオナール

この世で人は、自らの生存をかけて必死に生きる。

競争が世の中の現実であり、競争とはゼロサムゲームである。誰かの勝利は自分の敗北となる。

だから人は必然的に自分ファーストになり、誰かの幸せよりも、自分自身の幸せを第一に考えざるを得ない。

生きるということは、誰かと争うということであり、人より「もっと」を求めるときは、誰よりも戦いに勝ち抜かなければいけない。

この意味で、最後まで競争に勝ち抜いて、誰よりも成功した人は、多くの人を敗北者にした人と言うこともできる。そして、勝者は勝者で、とてつもなく孤独だ。

受験、就職、そして出世競争。生きるためには誰かと争い、そして戦いに勝ち抜き、最後まで立ち続ける。生きるということは、ある意味、本当に残酷なことだ。

生きるということは戦いの連続で、戦いの中で自分の幸せを求める。そのなかで、他人の幸せを優先して考えるのは至難の業だ。

しかしもし、人が皆自分のことではなく、誰かの幸せを考える社会になったら、世の中はきっとあらゆる面でカタチを変えていくに違いない。

でもそんな社会がきたら、きっと幸せな人がもっと増えるに違いない。

出典

『タクティクスオウガ』