「自分に合わないアドバイスは役に立たない」という当たり前の話

希望

どんな民族であろうと、どんな組織であろうと、自分たちの体質にまったくないものを外部から持ってきて移植してうまくいくはずはない。

たとえ一時は劇的な成功を収めたとしても、土壌に合わない改革では定着はまずもってむずかしい。

塩野七生

成功の秘訣を学ぶ。

いろんな人の成功例を知り、それを取り入れる。それは素晴らしいことかもしれない。ただ、人から学ぶにしろ何にしろ、自分を真っ白にしてしまうのはよくないと思う。

自分を捨てて、誰かの猿真似をして成功できたとしても、それはきっと一時的に上手くいったとしても、長い目で見れば、上手くいかないものだ。

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そもそも自分をゼロから変える必要はない

結局、自分は自分にしかなれない。

自分は自分、本質的な部分は変えてはいけないし、絶対に変わらない。自分に合うやり方でないと、結局長続きしないし、上手くもいかない。何より、満足できない。

自分のキャラ、特質、自分らしさを追求してそれに合うやり方を取り入れていく。そうすることで、自分の強みを補強しつつ、新しい方法を模索することができる。

これこそが結局は最強の道である。

大切なのは伸ばして補強するという考え方

人は人、自分は自分。成功の秘訣を学ぶにしろ、他者の方法を参考にするにしろ、自分は最後まで自分。

そこを忘れてしまっては、どんな自己啓発も自分のためにはならない。

自分はどんな人間なのか。強みは何で、弱みは何なのか。何を強化して補強すれば自分がますます輝くのか。活躍できるのか。

すべては自分という素材を生かすため。自分を磨いてより良い自分を目指すなら、ぜひその原則を忘れないようにしたい。

出典

『ローマから日本が見える』(集英社、2008年)