無理厳禁。エネルギーが落ちているときに現われる5つのサイン

疲れを見せる男

私たちにはエネルギーの波がある。

エネルギーが溢れ積極的になれるとき。頑張る気持ちが湧いてこずに停滞してしまうとき。エネルギーには、波がある。

自分のエネルギーレベルが高まっている時期か。それとも下がっている時期なのか。その見極めはとても大切である。

なぜなら、エネルギーレベルが下がっているときの「頑張り」は裏目に出やすいからである。更にいうと、「損」をするような出来事も起こりやすい。

そこでこのページでは、エネルギーのレベルが下がっているときに気づく典型的な症状を分かりやすくまとめている。

人生、無理をしていけないときは、無理をしないのが正解である。あなたがここに当てはまる項目を確認し、「確かにそこはそう感じている」と思ったことがあれば。

今のあなたは、「積極的に頑張ってはいけない時期」にいるかもしれない。

はじめに

自分のエネルギーの波を自覚し、波に逆らわずに合わしていく。それが、自分の人生と賢く付き合っていくコツである。

心身ともにエネルギーに満ち、積極的に行動を起こすことが正解なときは、行動こそが正義である。拡大思考で勢いに乗って、ガンガン進んでいけばいい。

一方。人生にはエネルギーレベルが下がり、行動するよりも「じっとしているのが正解」という時期がある。

エネルギーレベルが下がっているとき。あなたはいつもより頑張れない。集中力も下がり、「上手くいっていたこと」が上手くいかなくなる。

そこで無理をしてしまえば、いつもなら50くらいのダメージで済んでいた失敗が、100くらいのダメージになって返ってくる。

エネルギーレベルが下がっているときは、特に注意が必要である。

エネルギーレベルが下がっているときに気づく典型的な5つのサイン

では、どのような形でエネルギーが下がっていることを自覚することができるのか?典型的なサインがこちらである。

なんとなく元気がない

一番わかりやすいのが、肉体面・精神面の不調である。

まず、肉体面では体力の低下を感じたり、風邪などを引く。疲れやすくなる。そしてメンタル面では、やる気が出ない。集中力が持たない。「活動」への意欲が減退し、内向きになる。

思考がネガティブに偏る

特に重要なのは、思考の部分である。

エネルギーレベルが下がっているときは、自分への信頼を失いやすくなってしまうので、思考がニュートラルな部分から、かんたんにネガティブに寄りがちである。

以前は気にならなかったことが気になるようになる

思考がネガティブによれば、心は神経質になり、些細なことが気になるようになる。

あなたが最近、「以前よりもイライラした感じ」や「心が落ち着かない感じ」になっていれば、同時に以前より体からエネルギーが感じられないことに気づくだろう。

何かにつけ障害が起こる

誤解のないように断っておくが、物事の善悪というのは、長い目で見ないと判断ができない。

一見悪いことのように思えることが続いたとしても、実はそれが好転反応だったりするので、安易な判断は控えたいが、「何かが変だ」ということが連続して起こったとき。

そのサインを無視してはいけない。

例えば、1ヶ月のうちに続けて電化製品が壊れたとき。同じ日に電車やバスが遅れるなど、何度も繰り返し生活に障害が起こったとき。

それを「気のせい」にするのはやめた方がいいだろう。

普段ならあり得ないミスをする

体調面やメンタルの面のほか、特に自分のエネルギーレベルが下がっていることを実感できるのが、ルーチンワークでのトラブルである。

例えば、仕事でいつもならしないような凡ミスを繰り返ししてしまう。いつもかんたんにできることが、なぜか時間がかかる。そもそも、意欲が前より落ちている感じがする。

エネルギーの低下は、様々な症状として現れる。

対策は自重すること

では、自分のエネルギーレベルが低下していることに気づいたとき、「最もしてはいけないこと」は何か?

それは、自分を叱咤激励してエネルギーを取り戻そうと無理をすることである。

なぜ私たちのエネルギーは上がって下がってを繰り返すのか?それにはきちんと意味がある。

頑張れば疲れる。疲れたら休んで英気を養う。休むからこそ、次からまた、しっかり頑張ることができる。

疲れたとき、そこから更に頑張ればどうなるか?体はボロボロになってしまう。そう、エネルギーが下がったとき、なぜ様々な症状が出るのか?

それは、「じっとしていなさい」「今は無理をするな」というお達しなのである。

人生24時間365日頑張り続ける必要などない。静かに過ごすときに静かに過ごすことは、人生を生き抜く立派な知恵である。

まとめ

人生にはエネルギーレベルが下がり、行動するよりも「じっとしているのが正解」という時期がある。

その本質は、「頑張ってはいけないときに頑張ってはいけない」ということである。

もちろん、無理をして頑張るというチョイスもある。しかし、その無理をした代償は、人生のどこかで自分に跳ね返ってくることを、忘れない方がいいだろう。

最後に

元気が出ないとき。自分が疲れ切っていることを自覚したとき、静かに過ごすことを選択することは、自分を信頼することでもある。

人生は長い。「死ぬ気」で頑張らなければいけない時期は限られている。今自分が頑張るときかそうでないときか。見極めが大切である。

休むときは無理せず休む。そして静かに、時を待つ。今日がダメなら明日がある。エネルギーは再び、満ちる。