あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。
マタイによる福音書
「本当に今日は最悪だった」
そんなあなたに朗報がある。
それは今日のことは「今日だけ」のことにしてよい、ということだ。
今日、いかに最悪なことがあったとしても、これから先のことで不安を感じたとしても、結局のところ、明日には明日の風が吹く。
現実的には死ぬほど悩み、不安に感じたことだって、明日にはなれば綺麗サッパリ、雲散霧消してしまうことも珍しくない。
だから大切なのは今日のことは今日のこと。例えば何があったとしても、その苦労、その苦しみを、わざわざ明日まで持ち込む必要はない。
もちろん反省はしていい。
なぜこんなことが起こったのか。原因は何なのか。これからどう対処すべきなのか。考えたいことを考えるのは決して無駄ではない。
ただしそれは今日だけ。今日じっくり考えればそれでいい。明日からはわざわざ蒸し返すことはせず、明日という新しい一日を気持ち良くスタートしよう。
結局のところ、何があろうと人生は何とかなる。だから今日の苦労はせいぜい、今日だけにしておこう。
出典
『人生の役に立つ聖書の名言』