運とは必然でもなければ偶然でもない、とても蓋然性の高いものです。つまり、努力していれば必ず幸運を得られるというわけではないが、かといって、努力なしで幸運がめぐってくることもまたないのです。
村上和雄
運とは早い話、ブースト系のパラーメータである。
運それ自体ではあまり意味がないが、努力が行動に応じて運がブーストされて、それが結果に反映される。
分かりやすく書くとこういうことだ。
行動×努力×運=結果
つまり、運がいい人になるためには、そもそも努力しなければいけない。行動しなければいけない。
ただ座って幸運を待っているだけでは、決して運の祝福を得ることはできないだろう。だから運を良くしたければ、ともかく当たって砕けろ、今最善を尽くしていくことだ。
もちろん、努力したからといって、運が助けてくれるとは限らない。運は気まぐれなので、努力がムダに終わることもあるだろう。
しかし運が微笑んでくれれば、それまでの苦労は一気に帳消しになるくらいいいことがやって来る。
だから努力が報われるとか、運がいいとか悪いとか、そんなことは関係なく、自分のやるべきことをただ淡々とやっていけばいいのだ。
そうしていれば、そのうち運も助けてくれるだろう。それくらい、テキトーに考えておく方が良い。
つまりは運に期待しないこと。運を気にしすぎないことが、運を呼び込む秘訣。それくらい控えめにしている方が、運も好いてくれると思う。
出典
『アホは神の望み』