人生挫折するなら早い方がいい。挫折を経験することで、失敗や失望への免疫力がつき、おまけに挫折から這い上がるための方法を学ぶことができる。
とくにそれは、40代以降の人生で生きてくる。
40代を迎えるまでに挫折経験がない人は大変だ。それまでの人生が順風満帆、輝かしいものであればあるほど、40代以降の挫折がかなり堪えることになるだろう。
だからできれば人生では早いうちに辛酸をなめておくのがいい。そして、人生に失望する経験をしておくといい。
その上で、そこから這い上がることを学ぶのだ。
答えは自分で見つけていく
とはいえ、「こうすれば挫折から這い上がれる」という誰もが使える処方箋はない。それは自分一人で見つけていくほかない。
人に相談したり、本を読んで答えを探したり、仕事を辞めて旅に出て気づきを得たり、様々な試行錯誤をするなかで、ようやく答えを見つけることができる。
しかし、挫折から這い上がろうとする体験そのものに価値があり、あなたの人生で意味を成す。そして、「こうやれば自分は挫折から立ち直れる」というちょど良い塩梅に気づくことができる。
それこそが逆境から得られるあなただけの気づきであり、人生一生を通じて役立つ学びとなる。
それを見出すまでは時間がかかり、なかなか挫折から抜け出すことはできないが、それは皆同じことだ。誰もが最初は、時間をかけて、挫折から立ち上がっていく。
そして次第に、より柔軟に、挫折から立ち上がっていくことができるようになっていく。
マイナスのなかにこそ強烈なプラスがある
人の心は思った以上に柔軟だ。
もちろん、最初の挫折は強烈に堪えるだろう。しかしそこから立ち上がり、挫折を克服すれば、失ったもの以上の何かが得られていることに気がつく。おまけに、挫折への大切もつき、より現実的、効果的に生きられるようになる。
挫折から抜け出そうともがくなか、新しい希望を見出すことができる。
挫折という体験は辛く厳しい側面があるが、それは乗り越える価値があるものだ。そして、乗り越えれば乗り越えるほど、そこからは大きな気づきと学びを得ることができる。
苦労は無意味にする必要はないが、必然的に苦労をすることになってしまったら、それはそういうことなのだ。そこから苦労する以上のプラスの価値を探してみよう。
それは必ずあるし、見つけようとすればきっと見つかる。人生何もかも、ムダ一つないのだから。