人生どうしようもなくなったときは、最低限のことだけ考えて生きていけばいい 〜どん底で人生をやり直すための「3つの断捨離」〜

自分を見つめて

「ずっと夢を追いかけて努力してきたけど、実現できなかった・・・」

「好きな人にはフラれ続け、幸せな結婚ができなかった・・・」

「会社をリストラされてしまい、収入は激減。未来に希望が持てない・・・」

人生はそんな挫折の連続だ。

どれだけ最善を尽くそうと、ベストを尽くそうと、なんともしがたい不運によって、人生がどん底に落ちてしまう。そんな現実が、実際にある。

この辛さは、筆舌に尽くしがたい。どうして自分ばかり、と空を仰ぎたくなることもあるだろう。

だが、立ち止まり、気づきたい。そのとき私たちの人生は、最悪の終わりを迎えているのではなく、再スタート地点に立っているということに。

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人生で挫折する「本当の意味」

人生が上手くいかなくなったときに大切なのは、考え方を「縮小していく」ことである。

人生再逆転を狙って大勝負を挑むこともできるが、それはおすすめしない。むしろ、人生が上手くいかなくなってしまったときは、すべての物事を見直して、不要なものを切り捨てていく。そして身軽になることが大切である。

つまり、私たちのこれからの人生において本当に必要なものは何なのか、それを見つめ直すことが肝心である。この「断捨離」という作業は、人生が順調に行っているときは決してできないことだ。

これから自分の人生がどんどん素晴らしくなっていくはず。そんな期待を抱いているとき、あれやこれ、不要なものを捨てることなど決して考えつかない。

しかし、人生の先行きが怪しくなっているときは、かえって冷静になり、謙虚に物事を見つめ直すことができる。

ここに実は、人生が挫折する意味がある。人生の成功だけでなく、失敗にも隠された必然性が存在しているのだ。

人生再構築のための「3つの断捨離」

なぜ人生は山あり谷ありなのか。それは、人生が上手くいくだけでは必要なことを学べないからである。

人生が上手くいき、そして人生が上手くいかなくなる。その繰り返しによって私たちは、私たちの人生において、本当に必要なものは何なのか、そして必要がないものは何なのか、見直すチャンスを与えられる。

それよって最終的に私たちは、それぞれ自然なカタチで、自分に相応しい人生をやり直し、作り直すことができる。

だからこそ、挫折を乗り越えて人生を再構築するために、大勝負を挑んで「逆転」を狙うよりも内省を重視し、次の3つの「重荷」をじっくり断捨離していくことが大切だ。

「他人の目」の断捨離

私たちは無意識のうちに、周囲や環境、世間からの「こうあるべき」という期待や、背負う必要のない世間体を重荷にしている。

挫折したときこそ、そうした重荷を背負いを続ける必要はないという事実に、気づくことができる。

これからの人生でその重荷を背負い続ける意味はあるのか?見直し不要なものを手放すことで、より身軽に人生を再構築することができる。

「過去」の断捨離

私たちの人生は過去の蓄積だ。だからこそ、「あの頃は良かった・・・」という体験にしがみつくこと、「あの失敗さえしなければ・・・」と悔やみ続けることが、これからの新しい人生を再構築するための、足かせとなる。

過去は過去として尊重していい。そこに栄光があったなら、なおさらそれを大切にしてもいい。だが、それに依存してはいけない。「思い出は優しいから、甘えてはだめ」という言葉がある。

過去のことはあくまで経験であり、「教材」である。それを重荷に変えてはいけない。大切なのは、今ここから、ゼロベースで「これから、どうしたいか?何をしたいか?」を考えることなのだ。

「人間関係」の断捨離

人生はご縁。誰かの影響を受けず、生きていくことはできない。問題は、ご縁にもそれぞれ、ということだ。

だがすべてのご縁には意味がある。それは気づきである。時間を誰と共有するのか?誰に影響を受けるのか?気づくための、大切な学びである。

だからこそここで、「気づかないうちに、私たちの時間やエネルギーを奪っている人はいないか?」を振り返ってみる。

挫折して身軽になった今だからこそ、本当に再スタートを応援してくれる人は誰なのか?一緒にいて心地よいと感じる人は誰なのか?それまでの人間関係を見直してみる。そして、学びを終えた関係を手放す。

それは今後作られる新しい人生で、新しい出会いを呼び込むための、プロセスでもある。

挫折は人生を「選び直す」ための必要な過程

私たちは普段、何気なく生きていく中で、だんだんと背負うものが増えすぎてしまう。その結果、しがらみにとらわれて、自分自身であることを忘れてしまう。

しかし、人生で挫折すれば、何かを失うかわりに、また新しく人生をやり直すことができる。そこで、今まであなたが背負ってきたもの、そしてこれから背負いたいもの。

それをじっくり考えた上で、あなたにとって最善の選択を「選び直す」ことができる。この意味において、挫折は楽しくないかもしれないが、絶対に必要な過程なのだ。

だからあなた今人生で挫折して悩んでいるとしたら、ぜひこのことを覚えておいてそんはない。すなわち、「今、私は人生をより良くやり直すチャンスを与えられた」ということを。

挫折は、あなたを本来の「あなたらしい人生」へと導く始まりである。それは、再出発の時なのである。

なぜ、挫折を経験しないことが危険なのか?

人生で挫折することは決して恥ずかしいことではない。むしろ、人生で一度も「詰んだ」ことがない人の方が、ある意味危険である。

挫折を経験しないまま40歳50歳になったとき、たった一度の挫折が致命傷になるのはこのケースだ。

適度に挫折を経験している人は、その辛さを乗り越えるための耐性がつく。だが、挫折に耐性がない人にとっては、その一度の挫折が驚くほど強烈なダメージになってしまう。人によっては、文字通り、それが致命傷になってしまうだろう。

この意味で、あなたに強くお伝えしたいのは、今あなたが人生で挫折したのは不運なことではない。逆に、それはもしかしたら幸運なことなのかもしれない。

あなたは前へ進み転ぶ。そして起き上がることを学び、再び前へ進んでいく。こうして人生で軌道修正をする方法を、学ぶことができるのだ。それは最強に運がいいことなのだ。

(もしこの記事を読んでいるあなたが、40代で初めて挫折し、そのダメージに大きな痛手を受けていたとしても、あなたにその気さえあるならば、人生をやり直すことはできる。その痛みを直視し、立ち上がるという経験を通じて。)

人生で起こることには意味がある

物事がうまくいかない。人生が思い通りにいかない。

感情的にはいろいろ辛いものがあるかもしれない。納得がいかないかもしれない。しかし、失敗して転ぶ。そして起き上がる。その過程で、私たちの人生はより洗練され、より望ましい方向へ行くチャンスが与えられている。

そう考えれば、「なぜ今挫折する必要があったのか?」という隠された理由に目を向けることができる。

そして、そこから必要な答えを見つけることができれば、挫折した苦しみ以上のプラスを見出すことができる。それは探そうと思えば必ず見つかる。

人生でマイナスがやって来たときは必ず、それ相応のプラスを手に入れることができることに気がつく。この意味で人生は公平である。大切なのは必要なことに気づくことだ。

人生で転んだら、もう一度足元を見つめ直してみればいい。そして「これでいい」と思う方へまた、進んでいけばいい。結局のところ、それが一番大切なことなのだから。

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