人生目の前のことは大切。でも目の前のことだけ見ていると

花束を持つ女性

長い人生を後悔しないために大切なのは長期的な視点である。

今目の前のことはもちろん、大切なことなのだが、それだけでなく、5年後10年後。

自分はどこに向うのか。今自分がしていることは、長い目で見て自分の人生にどんな影響を与えているのか。い

目の前の先にある向こう側を、見ようとすることが大切である。

はじめに

今目の前のことを必死に追いかけていく。

それによって、人生は然るべき方向に導かれる側面にあるので、今目の前にあることを、追いかけていくことは、それはそれで大切だ。

ただし、目の前のことを追いかけていきつつも。自分はその先、どこへ向かいたいのか。

そもそも、今追いかけている目の前のことは、本当に自分にとって大切なことなのか。考えるクセをつけることが、大切である。

その上でまずは3年。それから5年。そして10年。

自分の人生はどうなるか。一体どこへ向かうのか。長期的視野を持って、大枠を想像することが大切である。

長い人生だからこそ

長期的視野を持てば、今結果が出ていないこと。カタチにするのに時間がかかること。

つまり今すぐどうにもできないことも。実現するために時間がかかることも。余裕を持って考えることができる。

例えば、今それをすることは結果が出ないので、短期的には時間の無駄かもしれない。

しかし今それをしておくことで、5年後10年後。自分の人生で新しい道を開けるかもしれない。

このことは長い人生、特に大切なことである。

目先のことだけを追いかけるリスク

今目の前のことだけを追いかけていると、どうしても視野が狭くなり、大局的な視点を失ってしまう。

そうなると、損か得か、極めて単純な価値判断でしか、物事を判断できなくなり、人生において。そして人として。

大切な何かを手に入れる機会を失ってしまう恐れがある。

それは、今目の前の儲けを追いかけるあまり、人としての余裕や幸せを失ってしまう銭ゲバ経営者のようなもの。

目の前のことを優先しすぎて、本質的に重要なものを、失ってしまうのである。

最後に

生きることは忙しい。

いつも目の前のことに振り回されて、ちょっと先のことすら考える余裕さえ、失われてしまうのが現代という時代である。

しかし、目の前のことだけを追いかけていても、その先に本当に自分が満足できる人生が待っているか。納得できる生き方が見つかるか。

それは何の保証もない。

だからほんの少しでいい。ときには立ち止まり、こう考えたい。

「これから先、自分の人生5年後10年後は、どうなっていたいのか?」

そうすれば長い人生。大切なものを見失うことはないだろう。