控えめに言っても人生は山あり谷あり。本当にいろんなことがある。
それは言い換えれば想定外の連続であり、自分が思い描いた人生の通り、生きることなどまずできない。
常に思い通りにならないことが起き、自分が考えとはぜんぜん違う方向にさえ進んでしまう。それが人生というやつである。
ピンチのときにできること
人生が思い通りにいかず、想定外に振り回されたとき、私達には2つ選択肢が与えられる。
1つは、想定外に自分をかき乱され振り回され、なるがままに流れになされてしまうこと。
もう1つは、想定外のときでさえ、どんと腰を構え、自分の心を冷静に律する。その上で、自分ができる最大限の手を打って、想定外を乗り越えること。
この2つである。
自分が思ってもみない状況に陥ったときこそ、ある意味本当の人間力が試されるわけだが、一番NGなのは、感情に振り回されて、自分を見失うことである。
予想外の出来事によって、感情がコントロールできなくなり、正常な判断能力を失う。それによって、もはや打つ手をなくし、あとは流れに流されていくだけ。
こうなってしまっては、どうしようもならない。だからこその、人間力である。
結局最後は人間力
人生何が起こっても、最終的には自暴自棄にさえならなければ、なんとでも挽回できる。もちろん、何度かは失敗するだろう。痛い思いも味わうだろう。
しかし。自分の心を冷静に見つめ、自分ができることを善処する。感情に流されず、自分が向かう先をしっかりと見つめる。
それができれば、何が起こったとしても。どれだけヤバい事態になったとしても。解決の道は必ず見つかる。そして再び、上昇のチャンスをつかむことができる。
そのためにも、人生で起こった出来事にジタバタしない。どっしりと構えて受け止める。そんな胆力が必要だ。
覚悟を決める。だから道が開ける
結局のところ、自分の人生という戦いにおいて、総大将となるのは他ならぬ自分である。
それなのに、真っ先に自分が慌てて、戦いから遁走してしまっては、勝てる戦いも勝てなくなってしまう。
だからこそ大切なのはいつでもどんなときでもまず慌てないこと。そして、状況がヤバければヤバいほど。ピンチで苦しいときこそ。
心の奥はドンと肝を据えて覚悟を決める。そして、決してジタバタしないこと。この覚悟ができたとき状況は動き出す。
すなわち、人生で起こったことから逃げない。正面から受け止める。感情的にダメにならない。これがピンチをチャンスに変えるコツである。