当たり前の話だが、私たちは体がある。そして心がある。
ところが、「人生をより良くしたい!」と思うとき、しばしば私たちは「心」に比重を置きすぎて「体」のことを忘れがちである。
大切なのはバランスだ。心だけ整えてもあなたの気分は良くならない。明るい気持ちは戻らない。あなたが食事や睡眠、健康を軽視するなら。
体と心はつながっている!
体と心はつながっている。
あなたがいくら高尚な精神論を学び、「心頭滅却すれば火もまた涼し」の境地を目指したところで、何日も飲まず食わず。ろくに睡眠をとらないなら。
あなたの気分は落ち込み、とても「よし、頑張るぞ!」という前向きな気持に至ることは至難の技である。
一方、毎日を規則正しく生活し、必要な食事を必要な範囲で楽しみ、そして体が求めるだけの睡眠時間を確保する。
人としての生体活動を維持するための行動を守ることによって、あなたは毎日、強い心を持って生きていくことができる。
「肉体」という制限
私たちは所詮、肉体という制限がある。
あなたがいくら鋼のメンタルを持っていても、肉体の限度を超えた活動を続けていれば、あなたの体はやがて壊れてしまう。
そして、あなたが肉体を軽視して体に悪いものばかり食べているなら、それは着実にあなたのメンタルにも影響を及ぼす。
それを実感するのはかんたんだ。毎日栄養バランスを考えず、偏った食生活を続けていけばいい。
例えば砂糖たっぷりのジュースを制限なく毎日飲み続ければ、ジュースを飲むたび、一時的に高揚感を得られるかもしれない。が、すぐにイライラし、「何かが足りない感じ」や、自分が理由もなく怒りやすく、疲れやすくなっている自分に気づく。
当メディアは健康情報サイトではないのでそれ以上はやめておくが、「物質面の影響は想像以上にあなたのメンタルに影響を及ぼしている」というシンプルな話を、知っておく価値がある。
つまるところ物質面を軽視してはいけない
食事に気を使う。ちゃんと寝る。規則正しく暮らす。なんというか、本当に当たり前のことである。しかし、その当たり前を徹底することがいかに大切なことか?
あなたが年齢を重ねるたび、その事実を実感することになるだろう。
体は年々衰え、体の低下が精神の低下ともリンクしていく。けれど、体は当たり前のことを徹底することによって、その寿命を伸ばす努力ができる。
「心の力」を信じることも大切だが、心は体あってこそのことである。
読書をしたり偉い人の話を聞いて心に栄養を与えるだけでなく、バランスの取れた食事を心がけ、夜はきちんと睡眠時間を確保する。そして朝決まった時間に起きる。
「当たり前」を徹底して守ることが、人生の質を守る大切な習慣になるのである。
最後に
もしあなたがどちらかというとメンタルに揺れがあって、嫌なことを引きずるタイプであるならぜひおすすめしたいことがある。
それは、嫌なことがあった日は、ともかく美味しいものを食べて、あれこれ考えず、すぐに寝ることである。
特に重要なのは睡眠だ。「今日は嫌なことがあった」というときは条件反射で寝るようにするのである。
「何言ってるの?」と思うかもしれないが、睡眠の力は偉大である。嫌なことがあったらともかく寝る。それを徹底してみてほしい。
体が元気なら、心の状態は段違いである。あなたの人生の質も、グングン伸びていくだろう。