恋に落ちたとき、一時的に衝撃がお前を襲う。激しく揺れて、やがて収まる。揺れが収まったとき、考えるのだ。2人の情があまりにも深く絡まりあっていたら、もう分かれることはできない。それが愛というものだ。
イアンニス医師
人生ときに、いっときの過ちを犯す。
あまりにも強い感情を感じて、それによって理性が失われ、ただ感情に従うがままに動いてしまう。そして数年後、気がつけば「こんなはずでは・・・」と後悔してしまう。
感情というのは本当に強い支配力を持つ。だから感情に振り回されているときに考えることは、たいていロクなことではない。
例えば誰かに強烈に一目惚れしたとき。突然出会って、なぜか激しく心を動かさられる。理屈も何もない。ただなぜか、激しく心を揺さぶられる。
そうなると、相手の全てを神格化して、そこに冷静な理性は吹き飛んでしまう。それで感情に従うままに動いてると、最後には手酷い現実を味合わされるハメになる。
そこでかなりのダメージを受けることになるが、後悔に気づいて引き返せるうちは早めに引き返したほうがいい。致命傷を受けることはないだろう。
でも、もう戻れないところまで来てしまったら?まぁ、腹をくくって、覚悟を決めることだ。
出典
『コレリ大尉のマンドリン』