あの人のところへ帰りたい、そう思える人がいる人は幸せだ

運命の人を求めて

僕の帰るところは君のところだけさ。

アヴナー(映画『ミュンヘン』の登場人物)

人生の本当の宝とは、富や名誉、権力などではなく、人間関係だ。

大切な家族、恋人、そして人生を語り合う親友。素晴らしい人間関係は決してお金では買えないし、一朝一夕に手に入れられるものではない。

多くの人が得ようと思って得られない、とても貴重な存在だ。

だから、家族や恋人、親友に恵まれている人というは、既に人生で成功していると言っても過言ではない。それは豊かで、とても幸せなことなのだ。

ただあいにく、素晴らしい人間は決して努力では得られない。

そこには人知が超えた縁があって、縁がない人とは決して人生相容れないようになっている。だから得られない人は決して得られないし、人生が交わることもない。

人間関係は自分の意志努力とは無関係の要素に支配されている。だからこそ今現在、もし何ならかの縁があるとしたら、それは大切にした方がいい。

それはもしかしたら、あなたの人生を豊かにしてくれる素晴らしい縁かもしれない。その人は、あなたがいつか帰るところを作ってくれる人になるかもしれない。

そしてその人こそが、「運命の人」だったということに気がつくかもしれない。

出典

『ミュンヘン』(2006年)