私たちが何かを学ぶ必要があれば、人生は必ず最高の訓練の場を与えます。
ダン・ミルマン
人生はすべて途中経過。
人生で不本意なことが起こって、「近頃の自分の人生はイケてない」という状況に陥ったら一つ、思い出したいことがある。
それは、人生では学ぶ必要があることを学ぶようになっている、ということである。
なぜ図に乗るとその後の人生で失敗するのか?
例えば人生で謙虚さを学ぶ必要があるとき。
まず人生はあなたの人生を上向かせて、やることなすことがうまくいきやすいラッキータイムの日々を送らせる。
その後次に、人生が突如うまくいかなくなるような状況に陥らせ、すべてのことは自分の一人の成果ではないこと。
調子に乗らず、謙虚に生きていく大切さを強制的に教えてくれる。
不運続きは本当は不運ではない!
一方で人生が生まれてから長い間マイナスの連続で、「どうして自分の人生はこんなにもヘビーなのか?」という場合。
それは忍耐の大切さを学んでいる最中である。
物事は自分の思い通りにならないこと。不本意なことがたくさん起こること。そのなかで自暴自棄ならず、自分をじっと見つめて、生きた方を見つけていく。
つまり、逆境や困難を経験することによって、粘り強い心の姿勢を身につけているのであるが、その見返りは最強だ。
粘り強さを身につけた人は、その後の人生で何が起ころうと、決してくじけない折れない心という、最強の武器を手に入れることができるのだ。
学ぶ必要があるときに素直に学ぶ
このように、人生で何かが起こったときは、すなわち「あなたはこの機会に学ぶべきことを学びなさい」という、天の配慮が与えられたときである。
その経験はもしかしたら、不愉快だったり、納得できないことかもしれない。
ただ一つ言えるのは、起こったことに対して、文句を言っていても、現状は何も変わらないということである。
ならせっかくのこと。
与えられた状況から学び、人としてよりよく成長していきたい。そして、その経験によって一皮むけた未来の自分に、心を持っていきたい。
まとめ
人生で何かが起こった。それは、学ぶ機会が与えられたということ。
課題は人それぞれだが、結局のところそれは、今の自分が一番学ぶ必要があることである。ここでの態度が、その後の未来を決定する。
起こったことは起こったこと。せっかくなのだから、腹をくくって、目の前の学びに気づきたい。その先にこそ、学んで成長した自分に対する最高のご褒美が待っているのだから。
出典
『「魂の目的」ソウルナビゲーション』