なぜ人生は「思った通り」にしかならないのか?

私の人生は最高!

日常的に自分が考えていることを絶えずチェックしなさい。

日常的に考えていることが人生をつくる。金持ちは日常的に豊かさ、新しいチャンス、楽しいイベントのことを考える。

お金に縁のない人は、月末の支払い、イヤな上司、リストラ話など貧困につながるようなことばかりを考えている。

どこに、ふだんの意識を集中させるかで、君の将来が決まるといえるだろう。

ゲラー

人生には宿命と運命がある。

宿命とは絶対に変えられない定めであり、どんな意思を持って抗ったとしても、それだけはどうにもならない。

一方運命とは、自分の意思によって変えられる「未確定の未来」を指す。そして幸いなことに人生では、宿命以上に運命の方が重要度が高い。

すなわち、宿命がどうであれ、運命を自分自身で切り開くことにより、人生めでたしめでたしにすることができる。

ではどうすれば運命を自分自身で切り開くことができるのか?その重要なカギとなるのが思考。つまり、「普段考えていること」である。

自分の人生を「考える」ことの責任

良かれ悪かれ、人は自分が考えたとおりの人生を歩む。

「思考の現実化」という言葉があるように、現実的な事実として、人は人生で自分自身が手に入れることを許可したものしか、手に入れることができない。

もしかりに、「自分に相応しくないもの」を偶然手に入れても、それをすぐに手放すはめになる。そして最終的には、自分が考えたとおりの結果を手に入れ、考えたとおりの人生を送る。

この意味で、自分の人生には自分自身が責任を持たなければならないのもまた、一つの事実である。

なぜなら、私たちは今それぞれの人生で、「今何を考えるか」という自由が与えられているからである。

最悪の現状から最高の未来を考える

今もしあなたが、満員電車に揺られ、重い気持ちで会社に向かっているとしても。これから先どんな人生を生きたいのか、理想の未来に思いを馳せることはできる。

今もしあなたが、上司に仕事のミスを指摘されて他の社員の前で罵倒されている最中でも。「夜は美味しいものを食べよう」とか、気分が良くなることを考えることができる。

この「考える」という行為は当たり前のことすぎて、その重要性に気づかないのだが、実は普段、何気なく自分が考えていることこそまさに、人生の未来を作る大事なことなのである。

そして、「自分は○○になる」「自分は○○をする」と確固たる確信に至ったとき。その考えは現実になる。

自分の人生に責任を持つ意味

例えば私が就職に失敗し、人生のどん底を味わっていた頃。「思考は現実化する」という話を知り、自分がそれまで、どのようなことを考えてきたのかを振り返った。

すると、宿命によって変えられない出来事もいくつかあったが、自分自身の原因。すなわち自分の考え方に原因があった具体的な証拠を発見した。

それで、「今の自分の人生は最低だ。でもこれからは何があっても自分らしい人生を生きる!」と覚悟を決め、自分が考えることに注意を払うようになった。

そして「得たい結果」「したいこと」「こうなって欲しいという未来」を紙に書き、それを意識的に頭に思い浮かべるようにした。

その結果、今すぐ人生は好転しなかった。しかし、10年以上経ってまさに自分の人生が、自分が考えたとおりになっている事実を実感する日々を送っている。

人生を変える最初の習慣

私たちの脳は、そもそも意識しなければ悪いことばかり考えるようになっている。だからこそ、自分自身で何を考えるのか。意識的に選択していく必要がある。

とくに注意したいのは、何もせずにぼっーとしているような時間。

ふと電車でぼっーとするとき。家でソファに座っているとき。食後のんびりしているとき。

「○○は最悪だ」「△△になったらどうしよう」など、ネガティブなことを考えることはNG。考えすぎて不安を感じていると、それが自分の未来に悪い種を蒔いてしまう。

悪いことを考えるかわりに、「○○になったら最高だ」「△△が欲しい」など、自分に都合がいいことを考える。この習慣を持つことが、思考の重要さに気づく第一歩である。

まとめ

長い目で見れば、良くも悪くも人生は、自分が考えた通りになる。

そして「考えた通り」というのは、意識的に自分が考えたことをチェックしなければ、「なぜ自分の人生はこうなんだ!」と納得がいかない結果にしか見えない。

しかし今の人生は、今まで自分が考えてきたことの結果。そしてその結果は、今、自分が考えることを変えることによって、変えていくことができる。

そして、自分の人生を本当に考えることができるのは、この世に自分をおいて他にはいない。

だからしっかり考えたい。

どんな人生にしたいのか。これから最高の人生を生きるためには、何をする必要があるのか。今日という1日を、どう生きるのかを。

出典

『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房、2006年)

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