あなたにはこんな経験はいないだろうか?
いろんな本を読んで、いろんな勉強会に参加して、人一倍、新しいことには意欲的。それで「これはいいな、やってみよう」と思って行動を起こすが、そこでトラブルが起こる。
つまり、何か新しいことを始めようとするたびに何か問題が起こる。そして、その対応終われ、結局何一つ新しいことを始めることができない。
これがいわゆる「火消し人生」と呼ばれるパターンだ。
何かをしようとすると邪魔が入る本当の理由
通常、何か新しいことを始めるとき、タイミングが悪くなければ、最初の段階からつまづくことはない。
しかし、何かをしようとするときに限って問題が起こる。それが一度ならず二度三度と続くようであれば要注意だ。
そこに込められた意味は明快である。
すなわち、
「あなたには新しいことを始めるよりも先に解決すべきことがあります。やるべきことがあります。それをまず片付けましょう。足元を見つめましょう。」
というメッセージである。
解決すべき問題はどこまでも追いかけてくる
火消し人生を送っている人は、いわゆる問題を先送りにする人が多い。
目の前のことに真剣に向き合わず、常に「隣の芝生は青く見える」状態で、今ここではないどこかに、自分の理想郷を見出す。
だから向き合うべき目の前のことから目を背け、それが故に、何かをしようとすれば必ず問題が起こって、それに対処する羽目になる。
問題が起こるからこそ、「こっちと向き合いなさい」と強制されているわけだが、そのことに気がつかない限りは、何度でも、同じメッセージが送られてくる。
それは、あなたが向き合おうとしない限り、決して消えてくれることはない。
大切なのは繰り返し起こる問題に気づくこと
もしあなたが、何かを始めようとするときに限って何か問題が起こるなら、この火消し人生のパターンにハマっている可能性が高い。
この場合、あなたは、「別のどこか」に向かおうとするよりも、「今ここ」で、もっと大切なことがあることに気づく必要がある。
それに向き合うことが今のあなたにとって絶対的に必要なことである可能性が高い。
そして、どのような問題があるのか。それを乗り越えるためにはどうすればいいのか。現実を直視する必要がある。
それはとても大変なことかもしれない。できれば避けたいことかもしれない。しかし、そこから逃げていればそれは何度でも追ってくる。
それならいっそ、徹底的に向き合ってみてはどうだろうか。
まとめると
不思議なことに、目の前の問題と真剣に向き合ったならば、同じことはもう二度と繰り返されない。
何かを始めようとして邪魔が入ることもない。それはすなわち、「あなたはこの課題をクリアしました。次に進んでもいいですよ」というメッセージに他ならない。
つまり、今目の前でこなすべき課題をしっかり、そして着実にクリアしていく。それこそが人生で本当に大切なことである。
人生飛び級はできない。一つ一つ、目の前のことに真剣に向き合っていく。そうやって必要なことを学び、成長していく。
これが正しい人生との向き合い方である。