お金に困ったとしても希望まで棄てる必要はない

暗闇の中でヒントを見出す

今、お金がないことに絶望することなど何もない。お金がなくても希望は決して失わないで欲しい。

菅谷信一

今手元にお金がない。銀行口座の貯金を見るとたった○○円。

そういうときほど人生、心細いことはない。お金は端的に言って心の安心である。それは絶対に否定できない現実である。

だから「貧すれば鈍する」で、お金がないときというのは、いろいろ失敗が重なる。

というのは、心が安定していないので、自分自身を見失い、普段しないような突飛なことをしてしまいがちになる。だからますます失敗してしまう。

この悪循環にはまらないために大切なのは、覚悟を決めるである。

お金がないならもう仕方ない。思い切ってお金がない暮らしを受け入れ、それを楽しもうとすることである。

そして信じることである。いつか必ず良くなる、と。つまり大切なのは、お金がないからといって、希望までも捨て去ってはいけないのだ。

実際、長い人生、一時期お金で苦労することは、とてつもなく大きな価値を持つ。

なぜお金がないといろんな意味で苦しくなるのか。人間性がどうなってしまうのか。身を持って体験できる。

それを人生の学びにすることである。そして、「もう二度と、こんな目には遭わない!絶対にここから抜け出す!」と心から誓うことである。

そうすれば災い転じて福となす。これから先、どんどん状況が良くなって、お金に困らない暮らしができるようになったとき、全ては吉になる。

あなたはもう二度と、1円たりとも、ムダなお金を使うことはないだろう。なぜならあなたは、お金の大切さを、心から知っているのだから。

出典

『あなたが先に儲けなさい』(経済界、2012年)