人生で「一発逆転」を狙うべきではない理由

人生逆転を狙うギャンブラー

貧者は昨日のために今日働き、 富者は明日のために今日働く。

二宮尊徳

持たざるものがお金を手に入れるための一番確実な方法は、身もふたもない話だが、ともかく真面目に働くことだ。

資産なし、コネなし、ないないづくしで富める者になるには、それが一番確実だ。間違ってもギャンブルや一発逆転は狙ってはいけない。

大勝負に出る側が負けるのはお約束。人生に奇跡はほとんど起こらないし、背水の陣が功を奏するのも、人生で数回だけだ。

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「コツコツ」という最強の正攻法

基本的に幸福の女神は、どうもマイペースにコツコツ頑張る人間を応援するようだ。

一発勝負で大勝利をおさめた人間のその後を見てみると、幸運は長続きしないようだ。勝利が慢心を呼び、そして大勝利という幸運が仇となる。全く皮肉なものだ。

大勝利をおさめ没落していくより、地味にコツコツ頑張る人間の方が、時間という応援によって、堅実な成功に導かる。それは「アリとキリギリス」の話の通りである。

このことを知っておくこと、長い人生、目の前のことをコツコツやり続けていくことの大切さが理解できる。

地味でもいい。着実に人生が上向くならば

大勝利よりも小勝利をコツコツと。

ホームラン1本よりも小ヒット3本。そんな堅実な生き方が、この不安定な世の中を生き抜く力となるだろう。

とくに、自分にチャンスも能力も才能も、そして資金も。何もかもないない尽くしであることを自覚しているならなおさらである。

無理な勝負は、最初から避けるが吉。くれぐれも、FXで一発逆転するとか、仮想通貨で大儲けするとか、勝利が保証されない勝負には、参加しないことである。

最後に

才能もないコネもない。

となれば現実的に一発逆転のチャンスを狙うより「確率的」に状況を良くするためには、結局真面目が一番である。

コツコツと日々やるべきことを愚直に継続していく。一つ一つの物事を、着実に積み重ねていく。非常に地味、である。

でも堅実かつ現実的な方法はそれしかない。そして、それこそが唯一、人生で恵まれていない人間が、運をつかんで逆転するチャンスをつかむ方法である。

身も蓋もない話だが、一発逆転を狙ってギャンブルするよりよほどいい。コツコツコツコツ、やるべきことを、やっていこう。

出典

二宮尊徳翁の名言より。