人生で「頑張ってはいけない」タイミングの話

まぁゆっくりしようぜ

「人生は365日。努力に努力を重ねることでうまくいく」

そう信じて自分に叱咤激励することは、人として素晴らしいかもしれない。

ところが人生にはあえて頑張る必要がないとき。いや、正確に言うと、頑張ってはいけない時期がある。

このことを知っておくことで、頑張るべきときに全力を尽くし、頑張る必要がないときにリラックスするという、バランスの良い人生を送ることができる。

「これは今の自分かも?」と思った方はぜひ参考にしてみて欲しい。

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はじめに

人生には頑張ってはいけないときがある。

なぜかというと、頑張ることによってますますその行動が裏目に出て、状況が良くなるどころかむしろ、ますます悪くなってしまうからである。

それがいわゆる、停滞期である。

スランプの時期は、1にも2にも、「流れ」が自分に向かっていない。それどころか逆風が吹き、普段起こらないような「うまくいかないこと」「ツイてない(ように見える)こと」が頻繁して起こる。

努力しても報われず、嫌気が指して人生に絶望するのもこの時期である。

何をやってもダメな時期の意味

ハッキリ言って、自分に流れが来ていない停滞期に努力しても、その努力は報われるどころか逆に、「自分は何を頑張ってもダメである」と自信を喪失してしまう結果になりやすい。

だからこそ大切なのは、人生の停滞期がやって来たとき。決して頑張らないことである。特に、状況を変えようと無理をして新しいことを始めるのはご法度である。

繰り返すが、停滞期で人生が停滞してしまうのは、長い目で見て人生が、「今は休みなさい」と言っているからである。にも関わらず、ここでアクセルを踏んだところで、うまくいくことはないのである。

自分を大切にするポイント

ではどうするか。

もちろん、「何もかも放り出して無責任に日々を過ごしなさい」と言いたいわけではない。そうではなく、停滞期では、

1・現状維持で無理をしないこと

2・受け身OK。直感を信じて流れに身を任せること

この2つを意識して日々を過ごすことが大切である。

なぜなら人生は右肩波上がり。一度上がったら下がり、そしてまた上がり、下がり、そして上がり、進んでいくからである。

次のチャンスを静かに待つ!

停滞期という時期を肯定的にとらえるならば、それはいわば、上昇する前の「貯め」の時期と言えるかもしれない。

大きく飛ぶ前には、力を貯める必要がある。力を貯めるからこそ、それから大きく、ジャンプすることができる。

もちろん、人生365日常に絶好調で、やることなすこと上手くいくのであれば、それはそれで素晴らしいかもしれないが、実際問題それは非現実的である。

何より、やることなすこと上手くいくことによって、人生がうまくいかないときだからこそ学べる、貴重な気づきを得るチャンスを失ってしまう。

この意味で、停滞期というのは今後の人生を左右する、チャンスが与えられる期間と考えることもできる。

だから頑張るのをやめていい

大切なのは、人生が停滞してしまったとき。どうにもこうにも詰んでしまった感じがするとき。自分自身を信じることである。

すなわち、今は所詮停滞期で、一時的な状態であること。すなわち、これから最良の時がやって来ることを信じること。

それこそがまさに、「自分を信じる」という意味である。

停滞期は何かと、人生がうまくいっていない「証拠」を見せつけられることが多いので、自信を喪失したり、希望を見失ったりしてしまうのは当然である。

しかし、どんな絶望的な状況に思えたとしても、それは必ず終わる。そしてその後、「あの体験があったからこそ」というような、素晴らしいときがやって来る。それが人生のルールである。

それからのことは直感が教えてくれる

ただし。

「もう自分はダメなんだ」「どうせ自分は・・・」など、あなたが自分自身を見捨ててしまえば、その限りではない。

だからこそ、人生の停滞期はこれから「人生はきっと良くなる!」と自分を信じ、頑張ることを、放棄することである。

どのみち、停滞期にあれこれ頑張ったところで、それは期待する結果にはならない。むしろ、状況が悪くなるのがお約束である。だからこそ「待つ」のである。

もし努力をするのであれば、好きなことをしたり、旅行をしたり、睡眠を取りまくったり、自分を追い詰めず、リラックスして毎日を過ごせるような努力をすることが大切である。

そして、直感が何かを教えてくれたなら。その声を追いかけていこう。

最後に

人生頑張るべきときに頑張ることで道が拓けるのは紛れもない事実である。

しかしだからといって、いつでもどんなときでも頑張っていれば、やがてポキリと折れてしまう。なぜなら、人生にはにっちもさっちもいかない、停滞期が必ず、やって来るからである。

この意味で、「人生いつでもどこでもうまくいく!」と考えるのは非現実的である。すなわち、無理なときは無理。それでいいのである。

だからもしあなたが今、停滞期に入っているなら。もう、頑張る必要はない。これからきっとうまくいく。そのことを信じて、自分を大切にすることが一番である。

そして、信じることである。必ず時は来る。今よりもっと、ずっと素晴らしい現実が実現している日々がやって来ることを。