何にこだわって何を諦めるのか。それさえ決めておけば人生は迷わない

自由に飛び立つ

努力さえすればどんな夢も叶う。なりたい自分になれる。もしそうだったら人生はどんなに楽なことだろう。

現実問題、人生は制限だらけだ。努力以前に生まれや素質、環境によって、夢や目標を諦めなければならない。

前よりもっとマシな人間になりたい。前の自分よりもっと上を目指したい。そんな向上心を持つことは大切だ。

しかし自分には何ができて何ができないのか。何を実現できて何を諦める必要があるのか。その見極めは冷静に行いたい。

というのは、最初から自分ができないことに見切りをつけるのことで、無駄な努力で時間を浪費するのを防ぐことができるからだ。

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人生の時間は限られている

人生は有限だ。

人は年々年を取り、努力するにも限界が来る。いつまでも無駄な努力を続けているほど、ヒマなものではない。

この意味で人生は選択と集中。

「自分にはこれは無理だ。だから諦めよう。そのかわりこれなら可能性がある」という具合、可能性が低いことを諦めて可能性があることに全力投球する。

そうすることで、自分しか歩めない道が見えてくる。努力を着実に結果へとつなげていくことができる。

この意味で、諦めることは、決して後ろ向きなことではない。生きていく上で必要不可欠な考え方だ。人生を無駄にしないための積極な決断である。

人生を無駄にしたくないなら常に、「諦める」という発想を持っておいた方がいい。

上手くいくことは上手くいく

おまけにもう一つ付け加える、人生不思議なことに、自分ができること、可能性があることは、自然と縁があって、努力が結果につながりやすい。

だから頑張っているのになかなか上手くいかないこと。上手くいく気がしないことというのは、もしかしたら自分がやるべきことではないのかもしれない。

散々努力しているのに得られる結果はほとんどない。努力を徒労に感じられる。そういうことがあれば、一度思い切って諦めてみるのもいいかもしれない。

まぁそういうことほど、サンクコストの呪いでなかなか諦めきれないものだが、何せよ冷静になることだ。散々頑張っても結果が出ないなんて虚しいではないか。

やっぱり頑張ったら結果が出る。それこそが自然な話だし、頑張る甲斐もあるというものだ。

間違った努力は人を裏切る。だから何に努力するのか、何に努力しないのか、そこは確固たる基準を持っておくと安心だ。

最後に

結局人生、無理なことは諦めていい。

逆説的だが、諦めるからこそ見えてくる道がある。出会える何かがある。それを経験すれば、人生はもっと柔軟に軽やかに生きていいんだと実感できる。

人生は自分が思った以上に自由で可塑性がある。

そのことさえ忘れずにいれば、何を諦めたとしても、人生なるようになっていくことを信じることができる。だから心も軽やかでいられる。

もちろん何かこだわりや矜持を持ち、捨てられないものを持つことも大切かもしれない。しかしこだわりが多ければ多いほど、それは自分を縛る枷になる。時々それが、きっと重苦しくなるだろう。

目標や夢、何かに自分を縛りつけるのも一つの生き方だ。しかし常に、無理なら無理と諦める選択肢を自分に与えたい。諦めるからこそ見えてくる道もあるのだから。