自己中な人が周囲を不幸にする理由

魅惑の表情

自分一人ぐらいと思ってはいけない。

その一人ぐらいと思っている自分にたくさんの人がかかわっている。

ある一人がでたらめに生きると、その人間の出逢うすべての人が迷惑を被ったり、不幸になったりするのだ。

三浦綾子

世の中には自分のことしか頭にない、自己中な人がいる。

「自分が自分のことを最優先して何が問題なんだ?」

と考え方もできるが、それは程度の問題。

実際のところ、

「自分さえよければいい」

という自己中は、まわりに害をもたらすだけの有害な考え方である。

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自己中がまわりに不幸をまきちらす理由

なぜ自己中なまわりに迷惑になるのか。そのシンプルな理由はずばりこれ。

「自分のことしか考えていないから」

これにつきる。

社会は人の集まりである。そこにはみんなが安心して暮らしていくためのルールがある。それが常識であり、マナーである。

それを守る人が多ければ、秩序が守られ、多くの人は安心して生きていくことができる。

しかしもし、人のことなんてどうでもいい。自分さえ良ければそれでいい。そういう人が登場してことごとくルールを無視したら?

多くの人は不愉快になったり、不安な気持ちを味わうことになるだろう。おまけに事態はそれだけではすまない。

具体的にはこういうこと

例えばあなたは今、電車を待っている。多くの人はきちんと列に並び、順番を待っている。

しかしここに、突如列を無視して割り込んでくる人が登場したらどうだろう?

まずあなたは気分を害して、嫌な気持ちを味わうことになる。それだけでなく、他の人も、「私もズルをしよう」と、列に割り込む人が他にも登場するかもしれない。

それによってきちんとルールを守る人がバカを見て、ルールの価値がどんどん失われていく。

するとどうなるか?

すべて自分1st。自分のことしか考えない人たちがますます増えて、社会は住みづらい場所になっていく。

だからこそ、自分さえ良ければいい。自分くらいずるをしてもいい。この考え方は実は自分だけの話ではすまない。

多く人に迷惑を与えかねない有害な考え方になる。

この意味で大切なのは自分の日々の行動がいかに他人に影響を与えているか。その影響を自覚することである。

最後には自分が与えたものが自分に返ってくる

自分が不機嫌なしかめっ面をしていれば、それを見た誰かが不機嫌になるかもしれない。自分がズルをすれば、それを見てズルをしようとする人が増えるかもしれない。

こうして自分でばらまいたマイナスは、周囲の不幸となり、最終的には自分自身に返ってくる。

人に迷惑をかけて世の中の不幸をばらまくか。それとも逆に、自分の行動を自覚して注意深く振る舞う人になるか。

すべては自分次第である。

もちろんの自分の人生は自分を優先していい。しかし、「自分だけのこと」と思っていることが実は、他の人の人生にも影響を与えている。

そのことを忘れないようにしたい。まわりに対し、社会に対し、不幸をばらまく人にならないために。

出典

『氷点』(角川文庫、2012年)

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