進学に就職、結婚、離職、人生には何度か選択を迫られるときがある。
そして、その選択でどちらを選ぶのか、どちらへ進むのか、それによって人生は大きく変わっていく。AかBか、どちらかを選ぶ必要があるのであれば、それは自分にとって良い選択を選びたい。
では、どうすれば良い選択を選ぶことができるのか?個人的な考え方を書いていく。
正しい選択をするキーワードは「いい感じ」
人生は一度きり。あのときあれをしていれば、こちらを選んでおけばと後悔しても、人生を再度やり直すことはできない。
選択は常に一度切りであって、たった一度の失敗で、大きなダメージを負ってしまうような手痛いミスをしてしまうことも少なくない。
だからこそ、迷ったときはいつも、自分にとって良い選択ができるかできないかが、運命の分かれ道となるように思える。
良い選択ができるかどうか、それはシビアだけれど、全くヒントがないというわけでもない。「こっちを選びなさい」というヒントを、自分の感覚が教えてくれる。
「何となくいい感じがする」というのがそれだ。
例えばこういうこと
抽象的になってしまったので、いくつか具体例で説明したい。
例1)今の彼女と結婚しようかどうか、迷っている。
・彼女と結婚したときのことを想像する。それで直感的にいい感じ(気持ちが明るくなる、ワクワクする)がする。
→こっちへ進めのサイン
・逆に、彼女と結婚したときのことを考えると、お腹がキュッとなったり、胸のどこかがモヤモヤする。安心できないような感じがする。
→こっちはやめとけのサイン
例2)今の仕事を続けようか、転職した方がいいか、迷っている。
・今の会社に居続けることを考えると、なぜかイヤな気持ちがする。今後5年10年、働き続けることを考えると明るい気持ちになれない。
→こっちはやめとけのサイン
・転職していい仕事が見つかるかどうかは不安を感じる。でも、転職のことを考えると、いい感じがする。感じる不安以上に、気持ちがワクワクする。
→こっちへ進めのサイン
AかBか、あっちへ進むかこちらへ進むか、やるべきかやらざるべきか、選択をするとき何を基準に決断を下せばいいのか?
そのポイントは、それぞれの可能性を考えたとき、何となく気持ちがホッとする方、いい感じがする方、ワクワクする方を選ぶことだ。
その感覚は「そっちへ進みなさい」というサインで、そっちへ進んで、短期的にマイナスになったとしても、長い目で見れば、「こっちを選んで正解だった」という結果になると思う。
ネガティブな感覚は「そっちへ進むな」の警告
迷ったらいい感じがする方を選ぶ。いい感じがする方向が自分の進むべき道。ある本では「ワクワクすることをしなさい」的な話があるけれど、それは案外、正しいことだと思う。
考えてみていい感じがする方向、ワクワクしてしまうような方向へ進む。すると、進むべき人生がそこにあって、「俺の人生はこうなるようになっていたんだ」と納得できる生き方が見つかる。
逆に、なぜか気持ちが乗らないこと、不安を感じてしまうこと、それを考えるとお腹がギュッとなってしまうことは要注意。「やめとけば良かった・・・」と後悔することばかり。そっちへ進んではいけないの警告なのだ。
感覚というと漠然とした曖昧なものだが、案外、その感覚によって人生を救われることが少なくない。私自身、
「もっと自分の心の声、感覚を信じていればこんな過ちをおかさずに済んだのに・・・」
と後悔してしまう経験を多数持つ。
自分の人生は自分が一番知っている?
間違った方向へ進んでいるときというのは、必ず感覚が「おい、待て」というサインを出している。
何となく気分が乗らない、間違ったことをしている気がする、しっくりこない、楽しくない、安心できない。
そんな体から発せられる感覚を見逃していると、自分の人生が、全く思ってもいない方向へ流されてしまう。サインを無視すると、痛い目に遭うことが多い。
しかし、いい感じがする方向へ進んでいると、
「そうか、自分の人生はこうなっていたんだな、こっちへ進むのが正解だったんだな」
と道へつながっている。これは不思議なことだけれども、確かにそうなのだ。
短期的に不安を感じることはあるかもしれない。でも、長い目で見れば、こっちへ進んだのは間違いではなかった確信できる。
だから選択で迷ったときは、占いとかに頼る必要はない。いい感じがするか悪い感じがするか、そのシンプルな指標を持っていれば、道を踏み外すこともないだろう。